X-Trust(x-trust.org)は、中米コスタリカ発のデジタル資産取引プラットフォームだと掲げる日本語のサイトです。DataProが調べたところ、創業時期の表示が同じサイトの中で3通りに分かれていました。
問い合わせ用のメールアドレス・電話番号・フォームは、確認できたどのページにも見当たりません。法人登記番号やライセンス番号の記載もありませんでした。
DataProが確認した範囲では、「直近90日間の稼働率99.97%」「公開済リサーチ・ノート総数1,284」といった運用実績が掲げられている一方、ドメインの登録日は2026年7月13日でした。集計方法や期間の定義の記載もありません。
本記事では、DataProの独自調査によって明らかになった X-Trust の実態や不審点、口コミ・評判、入金してしまった場合に確認すべきこと、被害に遭った際の返金に向けた対応方法について詳しく解説します。
X-Trustの怪しい点
- 創業時期の表示が同じサイト内で3通りに分かれている
- 法人登記番号もライセンス番号もなく、監督当局に照会する手がかりがない
- 問い合わせ用のメール・電話・フォームが1件も見当たらない
- 掲げられた運用実績と、ドメインの登録日が整合しない
これらの確認結果だけで法的に詐欺と断定することはできません。
ただし、誰が運営し、どのような条件で出金できるのかを確かめられない状態であり、X-Trust への入金には非常に慎重な判断が必要です。
X-Trustへ入金している方へ
税金や保証金、手数料などを理由に、新たな支払いを求められても追加送金は行わないでください。
取引画面や残高の表示、担当者とのやり取り、送金日時、送金先を保存しましょう。
送金記録が残っていれば、返金・被害回復に向けて確認できることが残っている場合があります。DataProでは、現在の状況を無料で確認しています。

相談無料・24時間365日受付
X-Trustは詐欺?独自調査で判明した実態
https://x-trust.org/ のタイトルは「X-Trust — Digital Asset Trading」です。h1 は「Trade what you understand.」で、本文は日本語。リサーチ・執行・カストディ・コンプライアンスの4機能を持つと掲げています。

紙面のような体裁で、毎日のノートや一日の段取りが並ぶ作りです。読み物としては整っていますが、問い合わせ用のメールアドレス・電話番号・フォームは、確認できたどのページにもありませんでした。入金後に相談する先を、事前に確保できない状態です。
| 調査項目 | DataProの確認結果 |
|---|---|
| サイトの名称 | X-Trust |
| 掲げるサービス | デジタル資産の取引・執行、カストディ、リサーチノートの配布 |
| 運営会社 | X-Trust Inc.(サイトの表示) |
| 登記番号・ライセンス番号 | 記載なし |
| 創業・設立時期 | 同じサイト内で3通りの表示に分かれている |
| 所在地 | コスタリカ・サンホセの住所を掲示 |
| 連絡先 | メール・電話・フォーム・チャットのいずれも見当たらない |
| 役員 | 5名の氏名と経歴を掲載(DataProは実在を確認していない) |
| 掲げる実績 | 稼働率99.97%、監視ペア62、公開済ノート1,284件、顧客は5大陸。集計方法の記載なし |
| 口座開設に必要な情報 | お名前・メールアドレス・パスワードの3項目のみ |
| 利用規約 | 約2,300字。手数料・準拠法・管轄の定めが見当たらない |
| 金融庁の一覧との照合 | 各一覧とも該当なし(照合できたのは名称の文字列のみ) |
| ドメイン登録日 | 2026年7月13日(有効期限 2027年7月13日) |
| 総合的な判断 | 会社の基本情報が一致せず問い合わせ先もないため、入金には慎重な判断が必要 |
DataProの調査では、X-Trust が信頼できる事業者だと判断できる裏付けを確認できませんでした。特に、誰が運営し、預けた資金をどの条件で出金できるのかが不透明な状態です。
X-Trustのサイトで確認された4つの不審点
ここからは、DataProがトップページ・会社情報・利用規約・口座開設画面・公的な一覧を確認して見つけた不審点を詳しく解説します。
1.同じサイトの中で、創業の時期が3通りに分かれている
トップページの下部は「創業 2018 年 3 月」と表示しています。一方、会社情報ページの見出し横のバッジは「SINCE 2019」です。

さらに同じ会社情報ページの下部には「DATE OF INCORPORATION 2019 年 9 月 12 日」と書かれています。3か所で食い違っており、どれが正しいのかを示す説明はありません。会社の基本的な情報が一致していない状態で、掲げられている実績だけを信用することはできません。
2.登記番号もライセンス番号もない
会社情報ページには「詳細はコスタリカの公的記録および当社からの開示資料をご参照ください。」と書かれています。しかし、公的記録を照会するために必要な法人登記番号もリンクも示されていません。

「コスタリカ共和国の金融監督枠組み(SUGEF・SUGEVAL)のもとで運営」「ライセンス維持」という記述もありますが、どの制度に基づくどの登録・免許なのかを示す番号も交付日もありません。DataProは照合に使える識別子を得られなかったため、当局への照会を行っていません。
3.問い合わせ先が1件も見当たらない
メールアドレス・電話番号・問い合わせフォーム・チャットのいずれも、トップページ、会社情報、利用規約、プライバシーポリシー、口座開設画面のどこにも見当たりませんでした。
一方でプライバシーポリシーには、取得した情報を「問い合わせ対応・カスタマーサポート」に用いると書かれています。トラブルが起きたときに連絡や請求をする相手を確かめられない状態です。WHOISの登録者情報も公開されていません。
4.並んでいる実績の数値が、ドメインの登録時期と噛み合わない
「直近90日間の稼働率99.97%」「監視している主要ペア62」「公開済リサーチ・ノート総数1,284」「登録顧客の所在分布は5大陸」と表示されています。いずれも集計方法・期間の定義・検証方法は示されていません。

一方で、x-trust.org のドメイン登録日は2026年7月13日で、運用されている期間は長くありません。また「FATF トラベルルールに対応した KYC/AML プロセスを内製」と掲げる一方、口座開設に必要なのはお名前・メールアドレス・パスワードの3項目だけで、「本人確認は登録のあとに行います」「所要時間:おおよそ90秒。」と書かれています。掲載されている推薦文も、氏名はイニシャルのみで所属先も掲載日も示されていません。
X-Trustの口コミ・評判を調査
X-Trust(x-trust.org)について、検索エンジンと金融庁の一覧、過去の保存記録を調査した結果です。
| 調査先 | 確認結果 |
|---|---|
| 検索エンジン | 当該ドメインや社名を名指しで扱う第三者の記事は確認できなかった |
| 金融庁の各一覧 | 各一覧とも該当なし |
| Wayback Machine | 2017年から2021年の保存記録が30件(現在のドメイン登録日より前) |
保存記録は現在の登録日より前のものです。DataProは各保存時点の内容を取得しておらず、現在のサイトとの関係は確認していません。
金融庁の一覧に無いことが、登録の有無や安全性を示すわけではありません。口コミが見つからないことも、このサイトが安全であることを意味しません。
口コミの件数だけで判断せず、運営会社、登記情報、監督当局、出金の条件など、客観的に確認できる情報を優先して判断する必要があります。
X-Trustから出金できない場合に確認したいこと
入金後に出金の手続きが進まない、追加費用を求められている場合は、次の状況に該当していないか確認してください。
- 入金したのに出金の申請が通らず、理由の説明も示されない
- 税金や保証金、手数料などの名目で追加の送金を求められている
- 「未払い残高がある」「建玉が残っている」として引き出しを保留されている
- 担当者とだけ連絡が取れ、会社名や監督当局の回答が得られない
正規の事業者でも本人確認や入金確認に時間がかかることはあります。
しかし、すでに入金を済ませているにもかかわらず、出金の条件として指定先へ別途送金するよう求められる場合は、追加被害につながる可能性を考えて慎重に対応してください。
x-trust.org では出金の手数料も所要日数の上限も確認できませんでした。
出金のためという理由で支払いを求められても、応じる前に請求名目、金額、振込先、支払期限が分かる画面を保存してください。




相談無料・24時間365日受付
X-Trustに入金したお金は返金できる?
入金した資金が返金されるかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。
ただし、すでに入金してしまった場合でも、何も確認できないと決まったわけではありません。
x-trust.org では入金方法や送金先を確認できませんでした。
実際に使った送金方法ごとに、確認できることと相談先が変わります。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する |
調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。
しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。
X-Trustの被害に気づいたときにやるべきこと
出金できない状態や追加請求が発生している場合は、相手との交渉を続ける前に、次の順番で対応してください。
- 追加の入金を止める税金、保証金、手数料など、どのような名目であっても新たな支払いはいったん止めてください。支払いを急かされても、その場で判断しないことが重要です。
- やり取りと画面を保存する案内されたURL、口座開設の画面、残高や注文の画面、担当者とのやり取り、入金を指示された文面をスクリーンショットで保存してください。表示されている間の記録が重要な資料になります。
- 送金情報を整理する暗号資産で送った場合はTXIDと送金先アドレス、銀行振込やカード決済の場合は明細、登録した氏名とメールアドレス、紹介してきた相手の情報を整理します。
- 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、資金移動を調査できる専門家へ相談しましょう。記録が残っていれば、支払った資金がその後どこへ移動したかを確認できる可能性があります。
銀行振込やクレジットカードで支払った場合は、利用した銀行やカード会社へ連絡し、対応できる手続きがないか確認してください。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。
DataProでは、ブロックチェーン上の取引記録の解析を活用し、送金先アドレスを起点とした資金の移動状況を調査しています。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として活用できるよう、レポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。
X-Trust への入金について不安がある場合は、追加の支払いを行う前にご相談ください。
X-Trustに関するよくある質問
X-Trustの評判を探しても見つかりません。役員の経歴は詳しく載っていますが、これは材料になりますか?
経歴の詳しさは材料になりません。会社情報のページには CEO・COO・CFO・CTO・CCO の5名について氏名・出身地・出身大学・職歴が書かれていますが、DataProはその実在も経歴も確認していません。同じページに法人登記番号(Cédula jurídica)とライセンス番号の記載がなく、「詳細はコスタリカの公的記録および当社からの開示資料をご参照ください。」と書かれている一方で、照会に必要な番号もリンクも示されていません。照合できる識別子が無いため、DataProは当局への照会を行っていません。
問い合わせ先が見つかりません。連絡する方法はありますか?
DataProが確認した範囲では見つかりませんでした。メールアドレス・電話番号・問い合わせフォーム・チャットは、トップページ、会社情報、規約、プライバシーポリシー、登録画面のいずれにも見当たりません。一方でプライバシーポリシーには、取得した情報を「問い合わせ対応・カスタマーサポート」に用いると書かれています。連絡手段が示されていない状態で入金すると、出金の相談先そのものが存在しないことになります。入金前に、書面で残る連絡先を示してもらってください。
残高が少ないと口座が閉鎖されると書かれていました。これはどう読むべきですか?
出金の条件として先に確認すべき条項です。利用規約は全体で約2,300字で、資金の引き出しは「建玉が無く未払い残高がない場合に限り」請求できるとされ、「残高が 50 USDT 未満の状態が 90 日以上続く口座は、当社の判断で閉鎖されることがあります。」という条項があります。一方で、手数料・スプレッドの定めと、準拠法・管轄の定めは見当たりません。どの国の法律で争うのかが書かれていない規約では、閉鎖された場合の異議申し立ての手続きも読み取れません。
入金した資金を取り戻す手段には、どんなものがありますか?
手段は送金方法によって変わります。銀行振込なら振込先の金融機関への申し出、クレジットカードならカード会社への連絡、暗号資産ならウォレットアドレスとトランザクションIDをもとに資金の移動をたどる方法が一般的な選択肢です。ただし、たどれることと戻ってくることは別で、いずれも回収を保証するものではありません。X-Trustの口座開設で求められるのはお名前・メールアドレス・パスワードの3項目だけで、本人確認は登録後とされています。まず追加の送金を止め、送金記録と画面を保存したうえで、金融機関・カード会社・警察・専門の相談先のどこへ持ち込めるかを整理してください。
X-Trustを利用している方へ
DataProが X-Trust(x-trust.org)を調査した結果、創業時期・問い合わせ先・登記情報を確認できる情報は見つかりませんでした。
- 創業時期の表示が同じサイト内で3通りに分かれている
- 法人登記番号もライセンス番号もなく、監督当局に照会する手がかりがない
- 問い合わせ用のメール・電話・フォームが1件も見当たらない
- 掲げられた運用実績と、ドメインの登録日が整合しない
以上のことから、X-Trust の利用や入金には慎重な判断が必要です。すでに入金している場合は、出金のためという理由で追加送金を求められても応じず、やり取りと送金記録を保存してください。
被害回復に向けた確認は、早めの記録整理から始まります
送金記録ややり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。
相談時点で契約や調査を決める必要はありません。まずは現在の状況をお聞かせください。




相談無料・24時間365日受付