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XMPro(xmproex.com)は詐欺?個人情報の開示を求める宛先に実在の金融機関「Morgan Stanley」の名前が残るサイトの被害に注意

XMPro(xmproex.com)は、外国為替や暗号資産などの取引ができるサイトのように見えますが、DataProが調べたところ、プライバシーポリシーの個人情報の開示を求める宛先に、サイト名のXMProではなく実在の金融機関の名前「Morgan Stanley」が残っているなど、不審な点がいくつも見つかりました。

本記事では、DataProの独自調査によって明らかになったXMProの実態や不審点、口コミ・評判、出金できない場合に確認すべきこと、被害に遭った際の返金に向けた対応方法について詳しく解説します。

XMProの怪しい点

  • プライバシーポリシーの個人情報の開示を求める宛先に、サイト名ではなく実在の金融機関「Morgan Stanley」の名前が残っている
  • 運営会社・所在地・登録番号が、サイトのどこにも書かれていない
  • 「100%資金安全保証」「毎日の配当金」をうたう、マイニングの「信託基金」を案内し、商品の収益率はログイン画面に切り替わる前の一瞬しか見えない
  • 「米国、カナダ、オーストラリアでライセンスを取得」とあるが、ライセンスの名前も番号も書かれていない
  • 「貨幣の種類が合っている」など意味の通りにくい訳が並び、題名にも綴りの誤りがある

これらだけで法的に詐欺と断定することはできませんが、個人情報の開示を求める宛先に別の金融機関の名前が残り、運営会社も分からないサイトに、お金や個人情報を預けないようにしてください。

XMProに入金している方へ

出金しようとしたときに、税金や保証金、手数料などの名目で支払いを求められても、応じないでください。
送金の記録や相手とのやり取りは、消さずに残しておいてください。お金の行き先をたどる手がかりになります。

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XMProは詐欺?独自調査で判明した実態

XMProのトップページ
パソコンで開いたXMProのトップページ。「世界有数のデリバティブ市場」の見出しと、メールアドレスの入力欄、「登録」のボタンが並ぶ(2026年10月確認)

パソコンの画面は、暗い色を基調にした取引所の紹介ページで、CFD契約、外国為替、貴金属、暗号通貨の取引を案内しています。スマートフォンで開くとスマホ向けの別のページに移り、最上段に「XMPro信託基金投資コンサルタント」の欄があって、下のメニューは「トップページ」「取引」「契約」「信託」「資産」になります。

XMProの基本情報は、次のとおりです。

調査項目
サイト名XMPro
URLhttps://xmproex.com/
運営会社サイトに会社名・代表者の記載はありません
金融登録サイトに登録番号の記載はなく、金融庁の登録業者の一覧にも見当たりません
所在地サイトに記載はありません
連絡先利用規約にメールアドレス(info@xmproex.email)の記載があり、サイトには「オンラインサービス」のチャットがあります
ドメイン登録2024年2月3日(調査時点で約2年8か月前)
ドメインの更新期限2027年2月3日
レジストラGname.com Pte. Ltd.

XMProのサイトで確認された5つの不審点

ここからは、DataProがXMProのサイトを確認して見つけた不審点を詳しく解説します。

1.プライバシーポリシーの個人情報の開示を求める宛先に、実在の金融機関「Morgan Stanley」の名前が残っている

フッターの「Privacy Policy」を開くと、個人情報の扱いを定めた「Your rights」の章があり、個人情報の開示や削除を求めるときの宛先や連絡先として、サイト名の「XMPro」ではなく、実在の金融機関の名前「Morgan Stanley」が合計4か所書かれています。同じ章の前後の文では会社名が「XMPro」のままなので、この4か所だけが別の名前になっています。利用規約の本文には、「Morgan Stanley」は出てきません。

XMProのプライバシーポリシーの「Your rights」の章
スマートフォン向けの表示で開いたプライバシーポリシーの「Your rights」の章。個人情報の開示を求める宛先の箇所に「Morgan Stanley」と書かれている(4か所のうち、画面に写る2か所に黄色の印。黄色の印はDataProが付けたもの)(2026年10月確認)

プライバシーポリシーに別の会社の名前が残っているのは、弊社がこれまでに確認してきた詐欺サイトによく見られる、直し忘れの跡です。個人情報の開示や削除を求めるときの宛先が、サイトの名前とは別の金融機関になっていて、利用者は誰に求めればよいのか分かりません。

2.運営会社・所在地・登録番号が、サイトのどこにも書かれていない

トップ、利用規約、プライバシーポリシーのどこにも、運営会社の名前・所在地・登録番号は書かれていません。規約に出てくる名前は「XMPro」だけで、準拠法の条文(23.1)も、どの国の法律に従うのかが書かれていません。規約(3.6・7.4)に連絡先として書かれたメールアドレスは、サイトのxmproex.comとは別のドメインの「xmproex.email」です。トップのいちばん下の著作権表示は「Copyright 2019-2022 XMPro」ですが、ドメインの登録日は2024年2月3日で、表示された年より後です。

日本で金融商品や暗号資産(仮想通貨)を扱う業者は、サイトなどに会社名と登録番号を示すことが、金融商品取引法や資金決済法で決められています。また、契約の前には、会社名・住所・登録番号・手数料などを客に示さなければなりません。XMProのサイトには、そのどれも書かれていません。

運営者を特定できない以上、入金後にトラブルが起きても、返金を求める相手がいません。

3.「100%資金安全保証」「毎日の配当金」をうたう、マイニングの「信託基金」を案内している

スマートフォンで開くと、トップの最上段に「XMPro信託基金投資コンサルタント」の欄があり、押すと開く「公告センター」(2023年11月6日付)の記事が、この基金の案内です。物理マイニング マシンとクラウドマイニングをつないで収益を得るとして「取引所によって合意された毎日の収益分配を取得できます」と書くだけでなく、「毎日の配当金」「100%資金安全保証」「途切れることのない休日収入」「入金が成功した場合は翌日から利息が計算されます」を利点に掲げ、途中で戻すときには「早期償還は対応する損害賠償金から控除する」という条件まで付けています。

XMProの信託基金のお知らせ
スマートフォン向けの表示で開いた「XMPro信託基金投資コンサルタント」のお知らせ。「取引所によって合意された毎日の収益分配を取得できます」の文に黄色の印を付けてある(黄色の印はDataProが付けたもの)(2026年10月確認)

外国為替やCFDの取引を案内するサイトなのに、マイニング機器による毎日の配当を並べていて、取引のサービスとの関係が見えません。資金の安全を100%保証すると言い切る金融サービスは、正規の金融会社ではまずありません。

下のメニューの「信託」を押すと、約0.1秒だけ「USDT信託基金への投資」の一覧が出て、1日で1.00%、7日で1.50%、15日で2.00%と期間ごとの率と「購入」のボタンが並びます。ところが、すぐにログイン画面に切り替わるため、収益率だけが目に入り、商品の中身や手数料、元本が戻る条件を申し込む前に読める画面がありません。

XMProの信託を押したあとに切り替わるログイン画面
スマートフォン向けの表示で「信託」を押したあとに切り替わるログイン画面。「アカウント」と「パスワード」の入力欄のほかに、「パスワードを忘れます?」「登録に移動?」の文字がある(2026年10月確認)

4.「米国、カナダ、オーストラリアでライセンスを取得」とあるが、ライセンスの名前も番号も書かれていない

パソコンの画面のトップには「Global Compliance Operations」の欄があり、「Obtained licenses in the U.S, Canada, and Australia」と、三つの国でライセンスを取得したと書かれています。ところが、ライセンスの名前・番号・当局名はどこにも書かれておらず、利用者が自分で確かめる手がかりがありません。

同じトップの「Latest XMPro news」の欄に並ぶ記事も、「デリバティブの取引量が2022年2月28日時点で86.9億ドル」などと、2021年から2022年の話です。金融庁の登録業者の一覧にも、XMProの名前は見当たりません。

5.「貨幣の種類が合っている」など意味の通りにくい訳が並び、題名にも綴りの誤りがある

右上の言語を「Japanese」にした日本語の画面のメニューには、「貨幣の種類が合っている」「さっと掃く」といった、意味の通りにくい訳があります。ページの題名も「XMPro: One-stop financial transaction servicee」と、最後の「service」に「e」が一文字多い綴りの誤りがあります。

画面は日本語で表示されますが、ページの設定は英語向けになっています。日本の利用者向けに一から作られたサイトではなく、別の言語向けに作られたひな形を、日本語に置き換えて使っている可能性があります。

XMProの口コミ・評判を調査

インターネットでXMProについて調べましたが、利用した人の口コミや、「出金できない」といった被害の報告は見つかりませんでした。

ただ、口コミが見つからないことは、安心できる理由にはなりません。詐欺サイトは、悪い評判が広まる前にサイトを閉じ、別の名前で作り直すことも少なくないため、被害の報告が無いからといって油断はできません。

XMProから出金できない場合に確認したいこと

XMProへの入金後に出金できない、出金申請が保留されている、追加費用を求められている場合は、次の状況に該当していないか確認してください。

  • 出金前に、未完了の取引や注文をすべて処理するよう求められた
  • 税金、保証金、認証費用、口座解除費用などを請求された
  • 出金するために、追加の暗号資産を送金するよう指示された
  • 出金申請後、サポートや紹介者と連絡が取れなくなった
  • 「手続きの期限が迫っている」などと支払いを急かされている
  • 出金先の変更や本人確認を理由に、別の支払いを求められた

すでに口座内に資産があるにもかかわらず、出金条件として指定先へ別途送金するよう求められる場合は、追加の送金には応じないでください。

追加送金を求められている場合
支払っても、出金できるとは限りません。名目を変えて、さらに支払いを求められることが多くあります。相手から案内された請求名目、金額、振込先口座またはウォレットアドレス、支払期限が分かる画面を保存し、まずは弊社無料相談をご活用下さい。

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DataProに無料で被害状況を相談する

XMProに送金したお金は返金できる?

XMProへ送金した資金が返金されるかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。

ただし、すでに送金してしまった場合でも、何も確認できないと決まったわけではありません。
暗号資産で送金した場合、ブロックチェーン上には送金記録が残ります。
トランザクションIDや送金先アドレスを起点として、資金の移動先や取引所への到達状況などを確認できる場合があります。

送金方法確認・保存する情報
暗号資産(仮想通貨)TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する
銀行振込振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する
クレジットカード利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する

調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。

しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。

XMProの被害に気づいたときにやるべきこと

出金できない状態や追加請求が発生している場合は、相手との交渉を続ける前に、次の順番で対応してください。

  1. 追加の入金・送金を止める税金、保証金、口座解除費用、未完了取引の処理費用など、どのような名目であっても新たな支払いはいったん止めてください。支払いを急かされても、その場で判断しないことが重要です。
  2. やり取りと画面を保存するサイトのURL、残高画面、出金申請画面、追加請求画面、利用規約、紹介者やサポートとのLINE・Telegram・メールなどをスクリーンショットで保存してください。
  3. 送金情報を整理する送金日時、金額、通貨、送金先ウォレットアドレス、トランザクションID、利用した取引所・ウォレットを整理します。銀行振込の場合は、振込先口座と振込明細を保存してください。
  4. 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、暗号資産(仮想通貨)の資金追跡に対応している専門家へ相談しましょう。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、資金の移動状況などを確認できる場合があります。

銀行振込やクレジットカードで支払った場合は、利用した銀行やカード会社へ連絡し、対応できる手続きがないか確認してください。

調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある

暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。

DataProでは、専門のブロックチェーン解析ツールを活用し、ご相談いただいた送金先アドレスやトランザクションIDをもとに、資金の移動状況を調査します。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として、レポートにまとめることも可能です。

調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。XMProへの送金について不安がある場合は、追加の支払いを行う前にご相談ください。

XMProに関するよくある質問

XMPro(xmproex.com)は詐欺サイトですか?

XMProは、プライバシーポリシーの個人情報の開示や削除を求めるときの宛先や連絡先に、サイト名とは別の実在の金融機関の名前「Morgan Stanley」が4か所書かれているうえ、運営会社・所在地・登録番号もサイトのどこにも書かれておらず、「100%資金安全保証」をうたうマイニングの信託基金を案内しています。運営者も取引の条件も分からないサイトへの入金や個人情報の提供は、避けてください。

XMProから出金できない場合はどうすればよいですか?

まず、出金のためという理由で追加送金を求められても支払いを止めてください。出金申請画面、追加請求の内容、相手とのやり取り、送金履歴を保存します。そのうえで、利用した金融機関や暗号資産取引所、警察、弁護士、調査会社などへの相談を検討してください。

税金や保証金を払えば出金できますか?

出金のために、税金や保証金、手数料などを別に振り込むよう求められたら、それは詐欺の典型的な手口です。正規の金融サービスでは、出金のために客が別にお金を振り込むことはありません。払っても出金できることはまずなく、名目を変えて次の請求が続きます。追加の支払いには応じないでください。

XMProに送金したお金は返金できますか?

返金できるかどうかは、送金方法、経過時間、資金の移動状況、残っている証拠などによって異なるため、保証することはできません。ただし、暗号資産の送金記録が残っていれば、資金の移動先などを確認できる場合があります。返金の可能性を判断する前に、まず送金記録を整理することが重要です。

暗号資産(仮想通貨)の送金先は追跡できますか?

トランザクションIDや送金先ウォレットアドレスが残っていれば、ブロックチェーン上で資金の移動を確認できる場合があります。ただし、資金の移動先を確認できることと、被害金を回収できることは別です。追跡や返金を保証するものではありません。

プライバシーポリシーに「Morgan Stanley」と書かれているのは、その金融機関のサイトという意味ですか?

XMProのサイトの名前は「XMPro」、アドレスはxmproex.comで、「Morgan Stanley」の名前は、プライバシーポリシーの個人情報の開示や削除を求めるときの宛先や連絡先として書かれているだけです。サイトのどこにも、運営会社の名前は書かれていません。その金融機関のサイトだと思って、入金や個人情報の提供をしないでください。

XMProを利用している方へ

DataProの調査で見つかったXMProの不審点は、次のとおりです。

  • プライバシーポリシーの個人情報の開示を求める宛先に、実在の金融機関「Morgan Stanley」の名前が残っている
  • 運営会社・所在地・登録番号が、サイトのどこにも書かれていない
  • 「100%資金安全保証」「毎日の配当金」をうたうマイニングの「信託基金」を案内し、収益率が見えるのはログイン画面に切り替わる前の一瞬だけ
  • ライセンスを取得したとあるが、名前も番号も書かれていない
  • 意味の通りにくい訳と、題名の綴りの誤りがある

以上のことから、XMProへの入金や個人情報の提供は控えてください。すでに入金している場合は、出金のためという理由で追加送金を求められても応じず、やり取りと送金記録を保存してください。

被害回復に向けた確認は、早めの記録整理から始まります

送金記録ややり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。

相談時点で契約や調査を決める必要はありません。まずは現在の状況をお聞かせください。

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