Bull360(bull360.com)は、株式や暗号資産、為替などを取引できるサイトのように見えますが、DataProが調べたところ、ダウンロードセンターで取引アプリと並べて、画面共有ツールを案内しているなど、不審な点がいくつも見つかりました。
本記事では、DataProの独自調査によって明らかになったBull360の実態や不審点、口コミ・評判、出金できない場合に確認すべきこと、被害に遭った際の返金に向けた対応方法について詳しく解説します。
Bull360の怪しい点
- ダウンロードセンターに、取引アプリと並べて、Zoomとscreenleap(画面共有ツール)が置かれている
- 金融庁の無登録業者の一覧に、運営会社と同じ「Neon Fx」(サービス名「Bull360」)が載っている
- 名乗る認可はコモロの機関のもので、日本の登録番号は書かれていない
- 規約に、会社の判断で出金を断れる・遅らせられる条項がある
- 所在地はコモロなのに、電話番号は韓国・日本・マレーシア・インドの4つが並ぶ
これらだけで法的に詐欺と断定することはできませんが、金融庁が警告した名前と同じで、画面共有ツールまで案内しているサイトに、お金や個人情報を預けないようにしてください。
Bull360に入金している方へ
出金しようとしたときに、税金や保証金、手数料などの名目で支払いを求められても、応じないでください。
送金の記録や相手とのやり取りは、消さずに残しておいてください。お金の行き先をたどる手がかりになります。

相談無料・24時間365日受付
Bull360は詐欺?独自調査で判明した実態

トップページには、株式、暗号資産、株価指数、商品、通貨の五つの市場を取引できると書かれています。スマートフォンで開くと日本語の版に移り、全ページの下に「ネオンFX(ブランド名:Bull360)は登録番号15876で登録されています」と、運営会社の記載があります(この番号は、後に出てくるコモロの機関のライセンス番号L15876/NFの数字と同じです)。
Bull360の基本情報は、次のとおりです。
| 調査項目 | |
|---|---|
| サイト名 | Bull360 |
| URL | https://bull360.com/ |
| 運営会社 | Neon Fx(日本語の画面では「ネオンFX」。ブランド名はBull360) |
| 金融登録 | サイトに日本の登録番号の記載はなく、金融庁の無登録業者の一覧に「Neon Fx」(サービス名「Bull360」)が載っています。サイトには、コモロのアンジュアン・オフショア金融庁(AOFA)のライセンス番号L15876/NFが書かれています |
| 所在地 | ハムチャコ、ムタムドゥ、アンジュアン自治島、コモロ連合 |
| 連絡先 | 電話番号4つ(+82・+81・+60・+91)と、メールアドレス2つ(support@bull360.com・complaints@bull360.com) |
| ドメイン登録 | 2007年8月10日(調査時点で約19年2か月前) |
| ドメインの更新期限 | 2027年8月10日 |
| レジストラ | GoDaddy.com, LLC |
Bull360のサイトで確認された5つの不審点
ここからは、DataProがBull360のサイトを確認して見つけた不審点を詳しく解説します。
1.ダウンロードセンターで、取引アプリと並べて、画面共有ツールを案内している
メニューの「ダウンロードセンター」を開くと、「私たちのツール – あなたの旅」の見出しの下に、三つのカードが並びます。一つ目はMetaTrader(FXの取引でよく使われるアプリ)に似たロゴの取引アプリ(名前の文字は無い)、二つ目はビデオ会議のZoom、三つ目は画面を共有するサービスのscreenleapで、screenleapのカードには「画面を共有する」ボタンが付いています。

画面を共有すると、共有を受けた相手が利用者のスマートフォンやパソコンの画面を見ながら、入金などの操作を一つずつ指示できます。利用者の画面を見ながら入金の操作を指示できるツールを、取引の会社が自分のサイトで案内することは、まずありません。
2.金融庁の無登録業者の一覧に、運営会社と同じ「Neon Fx」(サービス名「Bull360」)が載っている
サイトのページ下に運営会社として書かれている「ネオンFX(ブランド名:Bull360)」は、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等」にも、「Neon Fx」(所在地はコモロ連合アンジュアン自治島)が提供するサービスの名称「Bull360」として載っています。掲載の理由は「インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの」で、関東財務局が令和8年3月26日に公表しました。

関東財務局のページには、業者名と所在地は勧誘資料に基づくもので、虚偽の可能性がある、との注記もあります。それでも、日本の金融商品取引業の登録を受けずに勧誘したとして警告された名前と、サイトが運営会社・ブランド名として書いている名前が同じです。
同じ一覧の、令和8年7月に掲載された「MYFX Markets Pty Ltd、MYFX Group(Union of Comoros)、MYFX GROUP LIMITED」の行の備考には、「警告している以下の業者と①の所在地が同様もしくは酷似している」として、令和8年3月26日付で警告された「Neon Fx」の名前が挙がっています。ただし、備考に「関係性は不明」ともあり、同じ運営者かどうかは分かりません。

3.名乗る認可はコモロの機関のもので、日本の登録番号は書かれていない
サイトのページ下には、運営会社の登録事務所がコモロ連合のアンジュアン自治島にあり、「アンジュアン・オフショア金融庁(AOFA)の規制下にあり、ライセンス番号L15876/NFを保持しています」と書かれています。「法的文書」のページに並ぶのは、クライアント契約・苦情処理方針・利益相反・プライバシーポリシー・リスク開示の5つで、ライセンスの書類はありません。
業界紙のFinance Magnatesは、2026年3月19日の記事で、コモロ中央銀行が2022年6月に、コモロでライセンスを出すと称する「架空の組織」について公衆に知らせたと書いています。同じ記事は、AOFAは法的な根拠を持たず、紙のライセンスを売るためだけに存在する、という見解も載せています。これは同紙の記事の内容で、コモロ中央銀行の声明の文書そのものではありません。
AOFAのライセンスは、日本の金融庁の登録とは別のものです。日本で金融商品や暗号資産(仮想通貨)を扱う業者は、サイトなどに会社名と登録番号を示すことが、金融商品取引法や資金決済法で決められています。また、契約の前には、会社名・住所・登録番号・手数料などを客に示さなければなりません。Bull360のサイトには、日本の登録番号は書かれていません。
4.規約に、会社の判断で出金を断れる・遅らせられる条項がある
「法的文書」のページから開く「クライアント契約」は、日本語のPDF(全30ページ)です。2.12条は、口座の資金が利用者自身のもので、違法な活動の収益ではないことを、利用者に保証させる内容で、その続きに次の文があります。
会社がこの保証の違反を合理的に疑う場合、口座を凍結したり、引き出しを拒否または遅延させたり、さらに取引や取引の拒否、ポジションの閉鎖、または適用法に基づく必要な手段を取ることがあります。

会社が「疑う」と判断すれば、利用者の引き出しを拒否したり遅らせたりできる書き方です。条文は続けて、これによる損失について会社は責任を負わないと書いています。
5.所在地はコモロなのに、電話番号は韓国・日本・マレーシア・インドの4つが並ぶ
日本語の「お問い合わせ」のページには、所在地として「ハムチャコ、ムタムドゥ、アンジュアン自治島、コモロ連合。」とあり、電話番号は「+82」「+81」「+60」「+91」で始まる4つが並びます。+81の番号には日本の国旗、+60の番号にはマレーシアの国旗の絵が付いています。

日本の国旗の付いた番号は、日本の読者には日本に窓口があるように読めますが、所在地として書かれているのはコモロで、電話番号のどれもコモロの番号ではありません。
サイトの日本語も、「アジアとつながる、どこでも貿易を」「貿易指数」のように機械翻訳のような言い回しが多く、規約では同じ島の名前が「アンジョウアン」「アニョワン島」と書き分けられています。
Bull360の口コミ・評判を調査
インターネットでBull360について調べましたが、利用した人の口コミや、「出金できない」といった被害の報告は見つかりませんでした。
ただ、口コミが見つからないことは、安心できる理由にはなりません。詐欺サイトは、悪い評判が広まる前にサイトを閉じ、別の名前で作り直すことも少なくないため、被害の報告が無いからといって油断はできません。
Bull360から出金できない場合に確認したいこと
Bull360への入金後に出金できない、出金申請が保留されている、追加費用を求められている場合は、次の状況に該当していないか確認してください。
- 出金前に、未完了の取引や注文をすべて処理するよう求められた
- 税金、保証金、認証費用、口座解除費用などを請求された
- 出金するために、追加の暗号資産を送金するよう指示された
- 出金申請後、サポートや紹介者と連絡が取れなくなった
- 「手続きの期限が迫っている」などと支払いを急かされている
- 出金先の変更や本人確認を理由に、別の支払いを求められた
すでに口座内に資産があるにもかかわらず、出金条件として指定先へ別途送金するよう求められる場合は、追加の送金には応じないでください。
追加送金を求められている場合
支払っても、出金できるとは限りません。名目を変えて、さらに支払いを求められることが多くあります。相手から案内された請求名目、金額、振込先口座またはウォレットアドレス、支払期限が分かる画面を保存し、まずは弊社無料相談をご活用下さい。




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Bull360に送金したお金は返金できる?
Bull360へ送金した資金が返金されるかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。
ただし、すでに送金してしまった場合でも、何も確認できないと決まったわけではありません。
暗号資産で送金した場合、ブロックチェーン上には送金記録が残ります。
トランザクションIDや送金先アドレスを起点として、資金の移動先や取引所への到達状況などを確認できる場合があります。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する |
調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。
しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。
Bull360の被害に気づいたときにやるべきこと
出金できない状態や追加請求が発生している場合は、相手との交渉を続ける前に、次の順番で対応してください。
- 追加の入金・送金を止める税金、保証金、口座解除費用、未完了取引の処理費用など、どのような名目であっても新たな支払いはいったん止めてください。支払いを急かされても、その場で判断しないことが重要です。
- やり取りと画面を保存するサイトのURL、残高画面、出金申請画面、追加請求画面、利用規約、紹介者やサポートとのLINE・Telegram・メールなどをスクリーンショットで保存してください。
- 送金情報を整理する送金日時、金額、通貨、送金先ウォレットアドレス、トランザクションID、利用した取引所・ウォレットを整理します。銀行振込の場合は、振込先口座と振込明細を保存してください。
- 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、暗号資産(仮想通貨)の資金追跡に対応している専門家へ相談しましょう。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、資金の移動状況などを確認できる場合があります。
銀行振込やクレジットカードで支払った場合は、利用した銀行やカード会社へ連絡し、対応できる手続きがないか確認してください。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。
DataProでは、専門のブロックチェーン解析ツールを活用し、ご相談いただいた送金先アドレスやトランザクションIDをもとに、資金の移動状況を調査します。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として、レポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。Bull360への送金について不安がある場合は、追加の支払いを行う前にご相談ください。
Bull360に関するよくある質問
Bull360(bull360.com)は詐欺サイトですか?
Bull360は、ダウンロードセンターでZoomと画面共有のscreenleapを案内しており、金融庁の無登録業者の一覧には、運営会社と同じ「Neon Fx」(サービス名「Bull360」)が載っています。名乗る認可もコモロの機関のもので、日本の登録番号は書かれていません。金融庁が警告した名前のサイトへの入金や個人情報の提供は、避けてください。
Bull360から出金できない場合はどうすればよいですか?
まず、出金のためという理由で追加送金を求められても支払いを止めてください。出金申請画面、追加請求の内容、相手とのやり取り、送金履歴を保存します。そのうえで、利用した金融機関や暗号資産取引所、警察、弁護士、調査会社などへの相談を検討してください。
税金や保証金を払えば出金できますか?
出金のために、税金や保証金、手数料などを別に振り込むよう求められたら、それは詐欺の典型的な手口です。正規の金融サービスでは、出金のために客が別にお金を振り込むことはありません。払っても出金できることはまずなく、名目を変えて次の請求が続きます。追加の支払いには応じないでください。
Bull360に送金したお金は返金できますか?
返金できるかどうかは、送金方法、経過時間、資金の移動状況、残っている証拠などによって異なるため、保証することはできません。ただし、暗号資産の送金記録が残っていれば、資金の移動先などを確認できる場合があります。返金の可能性を判断する前に、まず送金記録を整理することが重要です。
暗号資産(仮想通貨)の送金先は追跡できますか?
トランザクションIDや送金先ウォレットアドレスが残っていれば、ブロックチェーン上で資金の移動を確認できる場合があります。ただし、資金の移動先を確認できることと、被害金を回収できることは別です。追跡や返金を保証するものではありません。
サポートに画面共有を求められたら、応じてもよいですか?
Bull360のダウンロードセンターには、Zoomと画面共有のscreenleapが置かれています。画面を共有すると、相手が入金などの操作を、あなたの画面を見ながら指示できてしまうため、求められても共有しないでください。すでに共有した場合は、そのときのやり取りと、入金・送金の記録を残してください。
Bull360を利用している方へ
DataProの調査で見つかったBull360の不審点は、次のとおりです。
- ダウンロードセンターに、取引アプリと並べて、Zoomとscreenleap(画面共有ツール)が置かれている
- 金融庁の無登録業者の一覧に、運営会社と同じ「Neon Fx」(サービス名「Bull360」)が載っている
- 名乗る認可はコモロの機関のもので、日本の登録番号は書かれていない
- 規約に、会社の判断で出金を断れる・遅らせられる条項がある
- 所在地はコモロなのに、電話番号は韓国・日本・マレーシア・インドの4つが並ぶ
以上のことから、Bull360への入金や個人情報の提供は控えてください。すでに入金している場合は、出金のためという理由で追加送金を求められても応じず、やり取りと送金記録を保存してください。
被害回復に向けた確認は、早めの記録整理から始まります
送金記録ややり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。
相談時点で契約や調査を決める必要はありません。まずは現在の状況をお聞かせください。




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