FXverge(fxverge.com)は、CFD(差金決済取引)のオンライン取引サービスのように見えますが、DataProが調べたところ、取引をしない月が1か月続くだけで、毎月150ユーロの手数料を口座から差し引くと規約に書かれているなど、不審な点がいくつも見つかりました。
本記事では、DataProの独自調査によって明らかになったFXvergeの実態や不審点、口コミ・評判、出金できない場合に確認すべきこと、被害に遭った際の返金に向けた対応方法について詳しく解説します。
FXvergeの怪しい点
- 取引をしない月が続くと、毎月150〜1,000ユーロの手数料を口座から差し引くと規約に書かれている
- ボーナスを受け取ると、ボーナスの2万倍の取引をしないと、ボーナスを引き出せない
- 認可を受けたと書く「ムワリ国際サービス庁」は、コモロの中央銀行が権限の無い組織として注意を呼びかけている
- 日本の人に向けたサイトなのに、金融庁の登録が無い
- 登録事務所は私書箱で、現地の会社設立の代行会社と同じ住所
これらだけで法的に詐欺と断定することはできませんが、運営の実体が分からず、国が認めた許可も無いサイトに、お金や個人情報を預けないようにしてください。
FXvergeに入金している方へ
出金しようとしたときに、税金や保証金、手数料などの名目で支払いを求められても、応じないでください。
送金の記録や相手とのやり取りは、消さずに残しておいてください。お金の行き先をたどる手がかりになります。

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FXvergeは詐欺?独自調査で判明した実態

サイトは日本語で、「トレーディングの再発明」の見出しの下に、「レバレッジ1:400」「最低入金額$250」「コミッション0%」といった条件が並びます。会員登録をすると、為替や株価指数、暗号資産などのCFDを取引できる作りです。ページの下には、運営会社として「Fxverge Ltd」の名前と、アフリカのコモロにあるムワリ島の機関から認可を受けているという説明が載っています。
FXvergeの基本情報は、次のとおりです。
| 調査項目 | |
|---|---|
| サイト名 | FXverge |
| URL | https://www.fxverge.com/ja/ |
| 運営会社 | Fxverge Ltd(代表者の名前の記載はありません) |
| 金融登録 | ムワリ国際サービス庁のライセンス番号BFX2025073と記載。金融庁の登録業者の一覧には見当たりません |
| 所在地 | P.B. 1257 Bonovo Road, Fomboni, Comoros(私書箱) |
| 連絡先 | 電話 +81 50-3114-9780、メール info@fxverge.com、チャット |
| ドメイン登録 | 2025年5月6日(調査時点で約1年5か月前) |
| ドメインの更新期限 | 2029年5月6日 |
| レジストラ | GoDaddy.com, LLC |
FXvergeのサイトで確認された5つの不審点
ここからは、DataProがFXvergeのサイトを確認して見つけた不審点を詳しく解説します。
1.取引をしない月が続くと、毎月150〜1,000ユーロの手数料を口座から差し引くと規約に書かれている
FXvergeの「リーガル」のページから開ける手数料の規約には、取引をしない月の手数料の表があります。入金・出金・取引のどれもない状態が1か月続くと、毎月150ユーロを口座から差し引く決まりです。

手数料は、取引をしない期間が長くなるほど上がります。3か月目からは月200ユーロ、半年を過ぎると月625ユーロ、1年を過ぎると月1,000ユーロになり、口座をもう一度使うには、さらに2,000ユーロを払うよう書かれています。
最低入金額の250ドルで始めた人なら、2〜3か月取引をしないだけで、残高がなくなる計算です。取引をやめて様子を見ているあいだに、預けたお金が手数料の名目で減っていく決まりになっています。リーガルのページの見出しは日本語ですが、開くと規約はすべて英語で書かれています。
2.ボーナスを受け取ると、ボーナスの2万倍の取引をしないと、ボーナスを引き出せない
ボーナスの規約には、入金の額などに応じてボーナスを出すことと、ボーナスを受け取るには担当者と連絡を取る必要があることが書かれています。ところが、受け取ったボーナスを引き出せるようにするには、ボーナスの額の2万倍の取引をしなければなりません。規約には、次のような例まで載っています(DataProが日本語に訳したもの)。
5,000ドルを入金して5,000ドルのボーナスを受け取った人が、さらに4,000ドルを入金して4,000ドルのボーナスを受け取ると、ボーナスを引き出すために必要な取引の額は、1億ドルから1億8,000万ドルに増える。
最低入金額の250ドルで始める人にとって、何億ドルもの取引は現実の数字ではありません。また、90日のうちにボーナスの1万倍の取引をしなければ、ボーナスは取り消されるとも書かれています。担当者に勧められてボーナスを受け取ると、出金しようとしたときに「条件を満たしていない」と言われる材料になります。そう言われたときの対応は、出金条件を満たしていないと言われたときで解説しています。
3.認可を受けたと書く「ムワリ国際サービス庁」は、コモロの中央銀行が権限の無い組織として注意を呼びかけている
ページの下の会社情報には、次のように記載されています。
同社はムワリ国際サービス庁(Mwali International Services Authority)により認可・規制されており、ライセンス番号はBFX2025073です。

ムワリ島は、アフリカの東の沖にあるコモロ連合の島の一つです。この機関のサイトにある業者の一覧には、確かにFxvergeの名前とライセンス番号が載っています。
しかし、コモロの中央銀行は2022年6月、銀行や金融会社に許可を出すと名乗る架空の組織に注意するよう呼びかけ、その中にこの機関を挙げています。コモロで金融の事業に許可を出せるのは国の中央銀行で、島ごとの機関にその権限は無いとされています。「認可・規制」と書かれていても、国が認めた許可ではありません。
4.日本の人に向けたサイトなのに、金融庁の登録が無い
FXvergeのサイトは日本語で、会員登録の画面の電話番号の欄は、初めから日本の「+81」になっています。問い合わせ先の電話番号も、日本の「050」で始まる番号です。

ページの下には、サービスを提供しない地域として、欧州や米国、ロシアなどが挙がっていますが、日本は入っていません。日本の人を客として迎える作りなのに、金融庁の登録業者の一覧に、FXvergeやFxverge Ltdの名前はありません。登録の確かめ方は、金融庁の登録業者か確認する方法で解説しています。
日本の人を相手にFXやCFDの取引を扱う業者は、金融商品取引法にもとづいて、金融庁の登録を受けなければなりません。登録の無い業者が日本の人に取引を勧めることは、法律で禁じられています。
5.登録事務所は私書箱で、現地の会社設立の代行会社と同じ住所
会社情報に書かれた登録事務所は「コモロ、フォンボニ、ボノボ通り私書箱1257」で、私書箱の番号しかありません。この住所は、ムワリ島で会社の設立を代行している会社が、自社の所在地として掲げている住所と同じです。FXvergeの会社が実際にどこで事業をしているのかは、サイトのどこにも書かれていません。
同じ私書箱の住所とムワリの認可は、ほかのサイトでも使われています。DataProが以前に調べたProxTrend(proxtrend.com)も、同じ住所とムワリ国際サービス庁の認可を記載していて、ページの題名の付け方もFXvergeと同じでした。
FXvergeの口コミ・評判を調査
口コミサイトのTrustpilot(トラストパイロット)には、FXvergeのレビューが6件あります。星5つのレビューは、「USDTで出金申請したら15分くらいで着金した」「サポートの担当者が急かさずに教えてくれた」といった、ほめる内容です。ただ、星5つのレビューを書いた人は、どれもこのレビュー1件しか投稿していません。
一方、星1つのレビューには、次のように書かれています。
間違いなくここは詐欺。登録事務所が私書箱1257。存在してないから私書箱。いざ出金しようとすると、証拠金不足と言い訳して、あと何十万送金しろ・・って話さ。
出金しようとしたら、理由を付けてさらに送金を求められたという内容です。書いた人が実際に取引をしたかどうかは分かりませんが、出金の前に追加の送金を求められたら、応じないでください。
FXvergeから出金できない場合に確認したいこと
FXvergeへの入金後に出金できない、出金申請が保留されている、追加費用を求められている場合は、次の状況に該当していないか確認してください。
- 出金前に、未完了の取引や注文をすべて処理するよう求められた
- 税金、保証金、認証費用、口座解除費用などを請求された
- 出金するために、追加の暗号資産を送金するよう指示された
- 出金申請後、サポートや紹介者と連絡が取れなくなった
- 「手続きの期限が迫っている」などと支払いを急かされている
- 出金先の変更や本人確認を理由に、別の支払いを求められた
すでに口座内に資産があるにもかかわらず、出金条件として指定先へ別途送金するよう求められる場合は、追加の送金には応じないでください。
追加送金を求められている場合
支払っても、出金できるとは限りません。名目を変えて、さらに支払いを求められることが多くあります。相手から案内された請求名目、金額、振込先口座またはウォレットアドレス、支払期限が分かる画面を保存し、まずは弊社無料相談をご活用下さい。




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FXvergeに送金したお金は返金できる?
FXvergeへ送金した資金が返金されるかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。
ただし、すでに送金してしまった場合でも、何も確認できないと決まったわけではありません。
暗号資産で送金した場合、ブロックチェーン上には送金記録が残ります。
トランザクションIDや送金先アドレスを起点として、資金の移動先や取引所への到達状況などを確認できる場合があります。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する |
調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。
しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。
FXvergeの被害に気づいたときにやるべきこと
出金できない状態や追加請求が発生している場合は、相手との交渉を続ける前に、次の順番で対応してください。
- 追加の入金・送金を止める税金、保証金、口座解除費用、未完了取引の処理費用など、どのような名目であっても新たな支払いはいったん止めてください。支払いを急かされても、その場で判断しないことが重要です。
- やり取りと画面を保存するサイトのURL、残高画面、出金申請画面、追加請求画面、利用規約、紹介者やサポートとのLINE・Telegram・メールなどをスクリーンショットで保存してください。
- 送金情報を整理する送金日時、金額、通貨、送金先ウォレットアドレス、トランザクションID、利用した取引所・ウォレットを整理します。銀行振込の場合は、振込先口座と振込明細を保存してください。
- 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、暗号資産(仮想通貨)の資金追跡に対応している専門家へ相談しましょう。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、資金の移動状況などを確認できる場合があります。
銀行振込やクレジットカードで支払った場合は、利用した銀行やカード会社へ連絡し、対応できる手続きがないか確認してください。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。
DataProでは、専門のブロックチェーン解析ツールを活用し、ご相談いただいた送金先アドレスやトランザクションIDをもとに、資金の移動状況を調査します。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として、レポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。FXvergeへの送金について不安がある場合は、追加の支払いを行う前にご相談ください。
FXvergeに関するよくある質問
FXverge(fxverge.com)は詐欺サイトですか?
FXvergeは、取引をしない月が1か月続くと毎月150ユーロ以上の手数料を口座から差し引くことや、ボーナスの2万倍の取引をしないとボーナスを引き出せないことを、英語の規約に書いています。認可を受けたと書く「ムワリ国際サービス庁」は、コモロの中央銀行が権限の無い組織として注意を呼びかけており、金融庁の登録もありません。これらだけで法的に詐欺と断定することはできませんが、入金や個人情報の提供は避けてください。
FXvergeから出金できない場合はどうすればよいですか?
まず、出金のためという理由で追加送金を求められても支払いを止めてください。出金申請画面、追加請求の内容、相手とのやり取り、送金履歴を保存します。そのうえで、利用した金融機関や暗号資産取引所、警察、弁護士、調査会社などへの相談を検討してください。
税金や保証金を払えば出金できますか?
出金のために、税金や保証金、手数料などを別に振り込むよう求められたら、それは詐欺の典型的な手口です。正規の金融サービスでは、出金のために客が別にお金を振り込むことはありません。払っても出金できることはまずなく、名目を変えて次の請求が続きます。追加の支払いには応じないでください。
FXvergeに送金したお金は返金できますか?
返金できるかどうかは、送金方法、経過時間、資金の移動状況、残っている証拠などによって異なるため、保証することはできません。ただし、暗号資産の送金記録が残っていれば、資金の移動先などを確認できる場合があります。返金の可能性を判断する前に、まず送金記録を整理することが重要です。
暗号資産(仮想通貨)の送金先は追跡できますか?
トランザクションIDや送金先ウォレットアドレスが残っていれば、ブロックチェーン上で資金の移動を確認できる場合があります。ただし、資金の移動先を確認できることと、被害金を回収できることは別です。追跡や返金を保証するものではありません。
FXvergeを利用している方へ
DataProの調査で見つかったFXvergeの不審点は、次のとおりです。
- 取引をしない月が続くと、毎月150〜1,000ユーロの手数料を口座から差し引くと規約に書かれている
- ボーナスを受け取ると、ボーナスの2万倍の取引をしないと、ボーナスを引き出せない
- 認可を受けたと書く「ムワリ国際サービス庁」は、コモロの中央銀行が権限の無い組織として注意を呼びかけている
- 日本の人に向けたサイトなのに、金融庁の登録が無い
- 登録事務所は私書箱で、現地の会社設立の代行会社と同じ住所
以上のことから、FXvergeへの入金や個人情報の提供は控えてください。すでに入金している場合は、出金のためという理由で追加送金を求められても応じず、やり取りと送金記録を保存してください。
被害回復に向けた確認は、早めの記録整理から始まります
送金記録ややり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。
相談時点で契約や調査を決める必要はありません。まずは現在の状況をお聞かせください。




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