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「Naver」表記のサイト(nave-r.com)は怪しい?「無料出店」で仕入れ代金を払わせる通販サイトと返金に必要な初期対応

「Naver」表記のサイト(nave-r.com)は、通販のサイトのように見えますが、DataProが調べたところ、「出店は無料」と誘いながら、注文が入るたびに仕入れの代金を先に払わせる仕組みが書かれているなど、不審な点がいくつも見つかりました。

本記事では、DataProの独自調査によって明らかになった「Naver」表記のサイトの実態や不審点、口コミ・評判、出金できない場合に確認すべきこと、被害に遭った際の返金に向けた対応方法について詳しく解説します。

「Naver」表記のサイトの怪しい点

  • 「出店は無料」と誘うが、注文が入るたびに仕入れの代金を先に払わせ、広告枠も買わせる仕組み
  • 利用規約は、インドの家電量販店 Croma の規約で、その運営会社の名前が残っている
  • 名前とロゴは韓国の NAVER と同じ、会社紹介は米国の eBay の文とそっくりで、別のサイトの名前も残る
  • サイトが作られてから約3か月半しか経っていない

これらだけで法的に詐欺と断定することはできませんが、運営者も取引の条件も分からないサイトに、お金や個人情報を預けないようにしてください。

「Naver」表記のサイトに入金している方へ

出金しようとしたときに、税金や保証金、手数料などの名目で支払いを求められても、応じないでください。
送金の記録や相手とのやり取りは、消さずに残しておいてください。お金の行き先をたどる手がかりになります。

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「Naver」表記のサイトは詐欺?独自調査で判明した実態

「Naver」表記のサイト(nave-r.com)のトップページ
スマートフォンで開いた「Naver」表記のサイト。「$2」の新規登録特典の案内が大きく出る(2026年10月確認)
パソコンで開いた「Naver」表記のサイトのトップページ
パソコンで開いた「Naver」表記のサイト。スマートフォン用の画面が、真ん中に細く出る(2026年10月確認)

nave-r.comは、緑の「N」のロゴを掲げた英語の通販のサイトです。開くと「Newbie benefits(新規登録特典)」として「$2」を受け取るボタンが出て、その奥には、バッグや服などの商品の一覧と、出店者を募る「Recruit Merchants」の帯が並びます。商品の一覧には、日本の通販の商品名を英語にしたような商品が並び、出品者には日本人の名前が付いています。

NAVER(ネイバー)は韓国最大のインターネットの会社で、検索や通販(NAVER ショッピング)などのサービスを「naver.com」で運営しています。このサイトのアドレス「nave-r.com」は、naver.com の綴りの間に「-」を入れた形ですが、サイトのどこにも NAVER との関係を示す説明はありません。

「Naver」表記のサイトの基本情報は、次のとおりです。

調査項目
サイト名Naver
URLhttps://nave-r.com/
運営会社サイトに会社名・代表者の記載はありません(利用規約には別の会社「Infiniti Retail Limited」の名前があります)
金融登録サイトに登録番号の記載はなく、金融庁の登録業者の一覧にも見当たりません
所在地サイトに記載はありません
連絡先サイト内のチャットがあるだけで、メールアドレス・電話番号の記載はありません
ドメイン登録2026年6月24日(調査時点で約3か月半前)
ドメインの更新期限2027年6月24日
レジストラDynadot Inc

「Naver」表記のサイトのサイトで確認された4つの不審点

ここからは、DataProが「Naver」表記のサイトのサイトを確認して見つけた不審点を詳しく解説します。

1.「出店は無料」と誘うが、注文が入るたびに仕入れの代金を先に払わせ、広告枠も買わせる仕組み

ヘルプの「Strategy」には、このサイトに出店する人に向けて、次のように書かれています(DataProが日本語に訳したもの)。

出店は無料ですが、注文には早く対応する必要があり、注文が入ったときに商品の仕入れ代金を支払う必要があります。そのため、注文に対応するための十分な立て替えのお金を用意してください。

お店の売上が思うように伸びない場合は、有料の広告サービスで、トップページでの露出を増やすことができます。トップページの枠は1日50〜150ドルで、7日から購入できます。

「Naver」表記のサイトのヘルプの画面
ヘルプの「Strategy」。注文が入るたびに仕入れの代金を払う必要があることと、1日50〜150ドルの広告枠が書かれている(黄色の印はDataProが付けたもの)(2026年10月確認)

「Must Read for Operators」でも、注文が入ったら48時間以内に仕入れの代金を立て替えるよう求めています。仕入れ先として協力する会社には、最低10万ドルの保証金を求める決まりもあります。さらに、出店して1か月はお店を閉じられないこと、苦情で信用の点数が下がるとお店を閉じさせることも書かれています。

「無料で出店でき、売れれば利益になる」と思わせて登録させ、注文が入るたびに仕入れの代金を払わせ、売れなければ広告枠も買わせる仕組みです。払ったお金が売上として戻るのかは、運営する側の画面の数字しか手がかりがありません。このような手口と、売上を引き出せないときの対応は、ネットショップの売上が出金できないのは詐欺?でまとめています。

2.利用規約は、インドの家電量販店 Croma の規約で、その運営会社の名前が残っている

ログインの画面から開く利用規約は、「Terms and Conditions for Transacting on Naver」という英語の規約です。ところが、規約の中で「会社」を決める所には、次のように書かれています。

“Company” shall mean Infiniti Retail Limited.(「会社」とは、Infiniti Retail Limited をいう)

「Naver」表記のサイトの利用規約の画面
利用規約の「Definitions」。規約の相手になる会社が「Infiniti Retail Limited」と書かれている(黄色の印はDataProが付けたもの)(2026年10月確認)

Infiniti Retail Limited は、インドの Tata グループの家電量販店「Croma」を運営する実在の会社です。規約の書き出しにある、インドの法律(Information Technology Act, 2000)にもとづいて規約を公開しているという文も、Croma の規約と同じです。規約や会社概要に別のサイトの名前が残っているのは、弊社がこれまでに確認してきた詐欺サイトによく見られる、直し忘れの跡です。サイトの名前だけを「Naver」に置き換え、会社の名前は直し忘れたとみられます。

3.名前とロゴは韓国の NAVER と同じ、会社紹介は米国の eBay の文とそっくりで、別のサイトの名前も残る

サイトの名前の「Naver」と緑の「N」のロゴは、韓国最大のインターネットの会社 NAVER と同じです。ところが、ヘルプの「Company Profile(会社紹介)」には、次のように書かれています。

At Naver, we create the means to connect millions of sellers and buyers in more than 190 markets around the world. … We never compete with our sellers. When our sellers succeed, we win.(Naver は、世界の190以上の市場で、何百万人もの売り手と買い手をつなぐ。……私たちは売り手と競争しない。売り手が成功すれば、私たちも勝つ)

「Naver」表記のサイトの会社紹介の画面
ヘルプの「Company Profile」。米国の eBay の会社紹介とそっくりの文と、別のサイトの名前「gmarket-mall.com」が残っている(黄色の印はDataProが付けたもの)(2026年10月確認)

名前とロゴ、アドレスを、本家の NAVER と並べると、次のとおりです。

項目このサイト本家の NAVER
アドレスnave-r.comnaver.com
運営会社記載なしNAVER Corporation(韓国)
名前とロゴ「Naver」と緑の「N」「NAVER」と緑の「N」
会社紹介eBay の会社紹介とそっくりの文—

アドレスは naver.com の綴りの間に「-」を入れただけで、名前もロゴも本家とそろえています。本家の NAVER の通販だと思わせる偽サイト(フィッシングサイト)の可能性があります。

この文は、米国の通販 eBay が自社のサイトで紹介している「190以上の市場で何百万人もの売り手と買い手をつなぐ」「売り手とは決して競争しない」という文とそっくりです。その下には「Buyers who shop on the gmarket-mall.com marketplace」と、別のサイトの名前まで残っています。名前とロゴは韓国の NAVER、会社紹介は eBay と、別々の実在の会社の名前や文を寄せ集めて作ったサイトとみられます。

4.サイトが作られてから約3か月半しか経っていない

nave-r.comのドメインが登録されたのは2026年6月24日で、調査時点で約3か月半しか経っていません。会社紹介には「25年間」と書かれていますが、このドメインの歩みとは合いません。

正規の金融会社は、何年も同じアドレスでサイトを運営し、利用者が会社の歩みや評判を確かめられるようにしています。詐欺サイトの多くは、被害が表に出る前にサイトを閉じ、新しいドメインを取って作り直すことを繰り返すため、作られて間もないサイトが目立ちます。

「Naver」表記のサイトの口コミ・評判を調査

インターネットで「Naver」表記のサイト(nave-r.com)について調べましたが、利用した人の口コミや、「出金できない」といった被害の報告は見つかりませんでした。

ただ、「Naver」表記のサイトは「ネットショップの副業」などとして勧誘された人が使うことの多い種類のサイトで、口コミや被害の報告が表に出にくい傾向があります。また、詐欺サイトは、悪い評判が広まる前にサイトを閉じ、別の名前で作り直すことも少なくないため、被害の報告が無いからといって油断はできません。

「Naver」表記のサイトから出金できない場合に確認したいこと

「Naver」表記のサイトへの入金後に出金できない、出金申請が保留されている、追加費用を求められている場合は、次の状況に該当していないか確認してください。

  • 出金前に、未完了の取引や注文をすべて処理するよう求められた
  • 税金、保証金、認証費用、口座解除費用などを請求された
  • 出金するために、追加の暗号資産を送金するよう指示された
  • 出金申請後、サポートや紹介者と連絡が取れなくなった
  • 「手続きの期限が迫っている」などと支払いを急かされている
  • 出金先の変更や本人確認を理由に、別の支払いを求められた

すでに口座内に資産があるにもかかわらず、出金条件として指定先へ別途送金するよう求められる場合は、追加の送金には応じないでください。

追加送金を求められている場合
支払っても、出金できるとは限りません。名目を変えて、さらに支払いを求められることが多くあります。相手から案内された請求名目、金額、振込先口座またはウォレットアドレス、支払期限が分かる画面を保存し、まずは弊社無料相談をご活用下さい。

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相談無料・24時間365日受付

DataProに無料で被害状況を相談する

「Naver」表記のサイトに送金したお金は返金できる?

「Naver」表記のサイトへ送金した資金が返金されるかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。

ただし、すでに送金してしまった場合でも、何も確認できないと決まったわけではありません。
暗号資産で送金した場合、ブロックチェーン上には送金記録が残ります。
トランザクションIDや送金先アドレスを起点として、資金の移動先や取引所への到達状況などを確認できる場合があります。

送金方法確認・保存する情報
暗号資産(仮想通貨)TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する
銀行振込振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する
クレジットカード利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する

調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。

しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。

「Naver」表記のサイトの被害に気づいたときにやるべきこと

出金できない状態や追加請求が発生している場合は、相手との交渉を続ける前に、次の順番で対応してください。

  1. 追加の入金・送金を止める税金、保証金、口座解除費用、未完了取引の処理費用など、どのような名目であっても新たな支払いはいったん止めてください。支払いを急かされても、その場で判断しないことが重要です。
  2. やり取りと画面を保存するサイトのURL、残高画面、出金申請画面、追加請求画面、利用規約、紹介者やサポートとのLINE・Telegram・メールなどをスクリーンショットで保存してください。
  3. 送金情報を整理する送金日時、金額、通貨、送金先ウォレットアドレス、トランザクションID、利用した取引所・ウォレットを整理します。銀行振込の場合は、振込先口座と振込明細を保存してください。
  4. 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、暗号資産(仮想通貨)の資金追跡に対応している専門家へ相談しましょう。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、資金の移動状況などを確認できる場合があります。

銀行振込やクレジットカードで支払った場合は、利用した銀行やカード会社へ連絡し、対応できる手続きがないか確認してください。

調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある

暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。

DataProでは、専門のブロックチェーン解析ツールを活用し、ご相談いただいた送金先アドレスやトランザクションIDをもとに、資金の移動状況を調査します。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として、レポートにまとめることも可能です。

調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。「Naver」表記のサイトへの送金について不安がある場合は、追加の支払いを行う前にご相談ください。

「Naver」表記のサイトに関するよくある質問

「Naver」表記のサイト(nave-r.com)は詐欺サイトですか?

「Naver」表記のサイトは、「出店は無料」と誘いながら、注文が入るたびに仕入れの代金を先に払わせ、広告枠も買わせる仕組みをヘルプに書いています。利用規約はインドの家電量販店 Croma の規約で、その運営会社の名前が残り、会社紹介は eBay の文とそっくりです。運営者も取引の条件も分からないサイトへの出店や入金、個人情報の提供は、避けてください。

このサイトは、韓国の NAVER の公式の通販ですか?

そう考えないでください。NAVER の公式のサイトのアドレスは「naver.com」で、このサイトの「nave-r.com」とは違います。サイトのどこにも NAVER との関係を示す説明はなく、会社紹介は米国の eBay の文とそっくりです。NAVER の通販を使いたい場合は、検索などで公式のサイトを自分で探して開いてください。

「Naver」表記のサイトから出金できない場合はどうすればよいですか?

まず、出金のためという理由で追加送金を求められても支払いを止めてください。出金申請画面、追加請求の内容、相手とのやり取り、送金履歴を保存します。そのうえで、利用した金融機関や暗号資産取引所、警察、弁護士、調査会社などへの相談を検討してください。

税金や保証金を払えば出金できますか?

出金のために、税金や保証金、手数料などを別に振り込むよう求められたら、それは詐欺の典型的な手口です。正規の金融サービスでは、出金のために客が別にお金を振り込むことはありません。払っても出金できることはまずなく、名目を変えて次の請求が続きます。追加の支払いには応じないでください。

「Naver」表記のサイトに送金したお金は返金できますか?

返金できるかどうかは、送金方法、経過時間、資金の移動状況、残っている証拠などによって異なるため、保証することはできません。ただし、暗号資産の送金記録が残っていれば、資金の移動先などを確認できる場合があります。返金の可能性を判断する前に、まず送金記録を整理することが重要です。

暗号資産(仮想通貨)の送金先は追跡できますか?

トランザクションIDや送金先ウォレットアドレスが残っていれば、ブロックチェーン上で資金の移動を確認できる場合があります。ただし、資金の移動先を確認できることと、被害金を回収できることは別です。追跡や返金を保証するものではありません。

「Naver」表記のサイトを利用している方へ

DataProの調査で見つかった「Naver」表記のサイトの不審点は、次のとおりです。

  • 「出店は無料」と誘うが、注文が入るたびに仕入れの代金を先に払わせ、広告枠も買わせる仕組み
  • 利用規約は、インドの家電量販店 Croma の規約で、その運営会社の名前が残っている
  • 名前とロゴは韓国の NAVER と同じ、会社紹介は米国の eBay の文とそっくりで、別のサイトの名前も残る
  • サイトが作られてから約3か月半しか経っていない

以上のことから、「Naver」表記のサイトへの出店や入金、個人情報の提供は控えてください。すでに入金している場合は、仕入れの代金や出金のためという理由で追加送金を求められても応じず、やり取りと送金記録を保存してください。

被害回復に向けた確認は、早めの記録整理から始まります

送金記録ややり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。

相談時点で契約や調査を決める必要はありません。まずは現在の状況をお聞かせください。

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