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ネットショップの売上が出金できないのは詐欺?追加の仕入れを求められたとき

ネットショップの売上が出金できないときの確認点を示したアイキャッチ画像

ネットショップを始めて、注文が入るたびに画面の売上が増えている。
それなのに出金できない状態が続き、追加の仕入れが必要だと言われた。
詐欺なのか、それとも手続きの問題なのか分からない。そう感じて調べている方が多いと思います。

この段階で確かめられるのは、画面に表示されている金額と、実際に口座へ入ってきた金額の差です。そこが分かると、追加で払うかどうかを判断する材料になります。

この記事では、出金できない状況の書き出し方、画面の残高と引き出せた金額の分け方、仕入れ代金の立替、出金の条件として示されている内容、注文と運営者の確かめ方、申請と回答の記録の残し方を整理します。

DataProは、暗号資産(仮想通貨)や投資サイトのトラブルに限らず、SNS投資詐欺やロマンス詐欺、副業詐欺など、オンライン上の詐欺被害全般のご相談を受け付けています。追加の入金をする前でも、ご相談いただけます。

出金できない状況を先に書き出す

まず、出金できない状況そのものを文字にします。

  • ショップを始めた時期と、きっかけになった連絡。
  • これまでに自分が入れた金額の合計。
  • これまでに引き出せた金額の合計。
  • 出金が止まったのは何回目の申し込みからか。
  • いま画面に表示されている残高。
  • いま追加で求められている金額。

詐欺かどうかを先に決めなくてかまいません。この6つがそろえば、追加で払うかどうかを考える材料になります。

書き出す順番は、始めた時期から今日までの流れに沿ってください。あとから経緯を説明するときも、同じ並びがそのまま使えます。

入れた合計と引き出せた合計は、画面の数字ではなく通帳やアプリの入出金明細から拾います。記憶で埋めず、分からない項目は空欄のまま進めてかまいません。

出金できない状況を、画面と記録から一緒に整理できます。

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出金できない状況を相談する

画面の残高と、実際に引き出せた金額を分ける

ネットショップの画面に表示される売上と手元で確かめられる金額を並べた比較図解

画面に表示されている金額と、手元に入ったお金は別のものです。

確かめる項目画面に表示されていること手元で確かめられること
売上注文ごとに増える金額銀行口座に着金した金額
残高出金可能と書かれた金額これまでに引き出せた合計
仕入れ立て替えた分は後で戻ると表示実際に戻ってきた金額
出金の可否条件を満たせば可能と表示申請して断られた金額と理由

右側の列は、通帳やアプリの入出金明細で確かめられます。画面の表示を根拠にせず、着金した金額だけを数えてください。

ECのプラットフォーム上に表示される残高は、そのサイトの中だけの数字です。出金拒否が続いている場合も、表示そのものは変わらないまま残ることがあります。

差が開いているほど、立て替えが戻っていないことになります。差額が何によるものとして説明されているかも、あわせて書き留めます。

仕入れ代金を立て替える仕組みになっていないか

無在庫での運営をうたうサイトでは、仕入れ代金を自分が先に払う形になっていることがあります。

契約書やサイトの説明を開いて、次の点を探してください。見つからない場合は「記載なし」と書き残します。

  • 仕入れ代金を誰が負担すると書かれているか。
  • 立て替えた分が、いつ・どのような条件で戻ると書かれているか。
  • 商品の所有者が誰になると書かれているか。
  • 運営をやめたいと申し出たときの精算方法が書かれているか。

消費者庁は、簡単な副業をうたって高額なサポートプランを契約させる事業者について、「儲けが出なければ返金する」などと勧誘されたという相談が各地の消費生活センター等に数多く寄せられていると注意喚起しています。そうした説明を受けている場合は、その条件が書面にあるかを確かめてください。

出金の条件として示されているもの

出金が保留になるとき、条件として何が示されているかを見ます。

国民生活センターは、簡単な作業で稼げるとうたう副業について、報酬を出金しようとしたらアカウントが凍結され、高額な解除費用を請求された相談があるとしています。条件が後から示される形になっていないかを確かめてください。

  • その条件が、始める前から書かれていたか。
  • 条件を満たす方法として何を求められているか。
  • 条件を満たしたあとの出金時期が示されているか。
  • 同じ条件が、過去の出金のときにも適用されていたか。

取引量やボーナスなど、条件そのものを理由に断られている場合の確認点は、出金条件を満たしていないと言われたとき|追加送金前の確認点で詳しく扱っています。

追加の仕入れや手数料を求められているとき

いま求められている追加分を、名目ごとに並べます。

国民生活センターは、タスクを行う副業のトラブルについて、「ミスでチーム全員が損をした」と処理費用を請求され、さらに「次のタスク完了で戻ってくる」と振込を求められた相談事例を公表しています。同センターは、報酬を引き出すためにさらに費用が必要と言われた例も示しています。

同センターによると、この相談事例では振込先がほぼすべて異なる個人名口座だったとされています。求められるたびに送金先が変わっていないかも確かめてください。

名目が1回ごとに変わっていないかを見てください。1回目と2回目の理由が違う場合は、その変化そのものを記録します。

名目別の確認点は、副業詐欺の手口と、費用を求められたときに確認することで費用を求められる副業全般として整理しています。

注文が実在するかを確かめられるか

画面に表示されている注文が、実際の取引かどうかを確かめられるかを見ます。

  • 注文番号から配送状況をたどれるか。
  • 購入者とのやり取りが自分の画面に残っているか。
  • 返品や問い合わせの窓口が自分側にあるか。
  • 注文の件数や金額が、同じ時間帯に偏っていないか。

注文の裏づけが画面の表示しかない場合、売上が増えたことを自分で確かめる手段がないことになります。その事実も記録に残してください。

購入者とのやり取りがいっさい自分の画面に無い場合や、問い合わせがすべて運営側を通す形になっている場合は、その運用になっている理由が説明されているかを確かめます。説明が無ければ「記載なし」と書き残してください。

サイトの運営者を確かめる

サイトを運営している事業者を確かめます。

国税庁は、法人番号公表サイトで、法人等の商号又は名称・本店又は主たる事務所の所在地・法人番号という基本3情報を公表しています。名称や所在地から検索して、会社概要の記載と突き合わせられます。

警察庁は、偽ショッピングサイト・詐欺サイトの手口として、支払方法が銀行振込のみなど限定的であること、会社概要に実在しない住所が記載されていることを挙げています。

会社概要の住所と名称を、公的な一覧で引いてみてください。引けない場合は「確認できなかった」と書き残します。

URL・運営会社・出金条件をまとめて確かめる手順は、詐欺サイトか調べる方法|URL・運営会社・出金条件の確認手順にあります。

出金の申請と回答を記録に残す

ネットショップの出金が保留になったときに残す記録のチェック図解

ここまでで書き出した内容を、画面と書類の形で保存します。数字のメモだけでは、あとから裏づけられません。

  • 出金申請の画面と、返ってきた回答の文面。
  • 売上と残高が表示された状態のスクリーンショット。
  • 送金の明細(通帳やアプリの入出金画面)。
  • 相手とのやり取りが残っているメッセージ画面。
  • サイトのURLと、会社概要として表示されている画面。
  • 保存したファイルを、端末以外の場所にも控えておく。

撮影した日付が分かる形で保存してください。あとで並べ直すときに、順番を組み立て直す手間が減ります。

警察庁は、被害に遭ったらサイト情報や取引情報、やり取りの内容を保存するよう案内しています。サイトは予告なく開けなくなることがあるため、先に保存してください。

報酬が出金できない状況の整理そのものは、タスク詐欺で入金を求められたとき|報酬が出金できない状況の整理でタスク型の副業として扱っています。

出金申請の記録と売上の画面がそろっていれば、そのままお送りいただけます。

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DataProに相談できること・できないこと

DataProは、調査・分析・資金追跡を行う立場から、次の内容をお手伝いできます。

  • 画面上の売上と、実際に着金した金額の突き合わせ。
  • 立て替えた仕入れ代金と、戻ってきた金額の整理。
  • サイトの表示内容と、公開情報の突き合わせ。
  • 暗号資産で送金している場合の、送金記録をもとにした資金の移動の確認。

一方で、法律相談、相手への返金請求や代理交渉、捜査、特定のサイトが詐欺であるという結論を出すことは行いません。運営を続けるかどうかの助言もしません。資金の回収や口座の凍結をお約束することもできません。確認できる範囲とできない範囲は、ご相談の最初にご説明します。

ネットショップの出金についてよくある質問

ネットショップの売上が出金できないのは詐欺にあたりますか。

この記事や当社で、個別のサイトを詐欺だと判断することはできません。確かめられるのは、画面に表示されている売上と、自分の口座に実際に着金した金額の差です。差額が何によるものとして説明されているかを書き出してください。

出金するには追加の仕入れが必要だと言われました。

その条件が始める前から書かれていたかを確かめてください。国民生活センターは、報酬を出金しようとしたらアカウントが凍結され、高額な解除費用を請求された相談があるとしています。求められた名目と金額を、言われた順番どおりに並べてください。

最初は少額を出金できました。安全ということですか。

安全の根拠にはなりません。国民生活センターは、最初に少額の報酬が得られても、その後に高額報酬のタスクのためなどと称して振り込みを要求されるケースが目立つとしています。引き出せた合計と、入金した合計を並べてみてください。

注文が本当に入っているか確かめられますか。

注文番号から配送状況をたどれるか、購入者とのやり取りが自分の画面に残っているかを確かめてください。裏づけが画面の表示しかない場合は、売上が増えたことを自分で確かめる手段がないという事実を記録に残します。

出金できないままサイトにログインできなくなりました。

ログインできるうちに保存できなかった分は、手元の記録で補います。入金の明細、やり取りの画面、サイトのURL、運営者として表示されていた情報を集めてください。スクリーンショットが残っていれば、撮影日が分かる形で保管します。

ショップの運営を続けるかどうか迷っています。

続けるかどうかの判断をこの記事や当社で代わりに行うことはできません。確かめられるのは、立て替えた分が戻っているか、出金の条件が始める前から示されていたか、運営者を公的な一覧で引けるか、の3点です。

まとめ

出金できない状況は、画面の表示と着金した金額を分けるところから整理できます。

  • 申し込んだ日付・金額・断られた理由を、順番に書き出す。
  • 画面の残高ではなく、口座に入った金額を数える。
  • 仕入れ代金の立替条件が書面にあるかを探す。
  • 出金の条件が、始める前から示されていたかを見る。
  • 会社概要の名称と所在地を、公的な一覧で引いてみる。

出金申請の記録と売上の画面がそろっていれば、差額の見方から一緒に整理できます。

立て替えた仕入れ代金の行き先について、確認できる範囲をご案内します。

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