本文へスキップ
LINEで相談

INSIGHT

副業詐欺の手口と、費用を求められたときに確認すること

副業詐欺の手口と費用を求められたときに確認することを示したアイキャッチ画像

「1日10分、スマホだけで稼げる」「スキマ時間に在宅でできる」。

SNSや動画広告、検索結果でこうした副業の案内を見て登録したところ、仕事を始める前にマニュアル代やサポート費用を求められた。そうした経験から、この副業は大丈夫なのかと調べている方もいるでしょう。

国民生活センターは、「簡単に稼げる」とうたう副業の広告からLINEに登録すると、マニュアル代やサポート費用がかかると言われた、という相談事例を紹介し、注意を呼びかけています。

この記事では、副業詐欺の手口を、入口(広告やSNSの投稿)、仕事内容の説明、費用を求められる流れに分けて整理し、費用を求められたときに支払う前に確認することをまとめます。アフィリエイトや在宅ワークなど、特定の副業のジャンルそのものを危険と決めつける記事ではありません。お金の流れに注目して確認する方法を説明します。

DataProは、暗号資産(仮想通貨)や投資サイトのトラブルに限らず、SNS投資詐欺やロマンス詐欺、副業詐欺など、オンライン上の詐欺被害全般のご相談を受け付けています。支払うかどうか迷っている段階でも、状況の整理からご相談いただけます。

副業の勧誘で費用を求められたら、支払う前にいったん止めること

副業の担当者から費用を求められている場合は、手口を詳しく知る前に、次の3つを先に押さえておいてください。

  • 「今日中に」「枠が埋まる」と急がされても、その場で支払わない。
  • 借り入れやクレジットカードの分割払いを勧められても、申し込まない。
  • これまでのやり取りと、案内された費用の画面を保存しておく。

支払ってしまうと、取り戻すのは簡単ではありません。まず止めて、何に対する費用なのかを確認するところから始めてください。

すでに支払ってしまっている場合は、詐欺に気づいた直後にすべきことに沿って、追加の支払いを止めることと記録を保存することを先に進めてください。

支払うかどうか迷っている段階でも、案内された費用とやり取りを一緒に整理できます。

振り込んだお金・仮想通貨を徹底追跡。被害金の回収・返金に向けた調査をサポート

相談無料・24時間365日受付

費用の案内を整理して相談する

副業詐欺の手口の全体像|広告から支払いまでの流れ

副業詐欺の段階ごとに、よく見られる説明と確認したいことを整理した比較図解

副業詐欺は、最初から高額な支払いを求めるのではなく、段階を追ってお金の話へ進んでいくことが多い手口です。公的機関に寄せられた相談事例から、よく見られる流れを整理します。

段階よく見られる説明確認したいこと
広告・投稿1日10分・スマホだけで稼げる作業内容が書かれているか
LINE登録詳しい説明はLINEで送る運営会社の名前と所在地
別アカウントサポート担当から連絡する担当者と会社の関係
教材・登録料仕事を始めるにはマニュアルが必要費用の内訳と支払う理由
高額プラン有料プランでないと稼げない利益が出る仕組みの説明
支払いの指示借り入れや分割で払えばよい借りてまで払う必要があるか

すべての段階を順番どおりに通るとは限りません。
LINEに登録した直後に高額なプランの説明が始まることもあれば、少額の教材費を何度か支払った後で急に大きな金額を求められることもあります。

自分がいまどの段階にいるのかを、表と照らし合わせて確認してみてください。

どの段階でも、最初に説明された「簡単に稼げる」という話と、実際に求められる支払いの間にずれが生じていきます。そのずれに気づけるかどうかが、判断の分かれ目になります。

入口:「スキマ時間で稼げる」という広告やSNSの投稿

入口は、SNSの投稿や動画広告、検索結果に表示される副業のランキングサイトなどです。

「短時間で簡単に稼げる」「放置したままで報酬」「スタンプを送るだけで稼げる」など、気軽さやメリットだけが強調された言葉が使われることがあります。
国民生活センターは、こうした文言をうのみにしないよう呼びかけています。

検索結果に出てくる「副業ランキング」のようなサイトにも注意が必要です。

国民生活センターの相談事例では、ランキングで1位として紹介されていた「準備はスマホだけ」「1日10分の簡単作業」という仕事に興味を持ってLINEに登録したところ、仕事の内容を知るために2万円を超えるマニュアルの購入が必要だと言われています。ランキングの順位は、その仕事が稼げることを示すものではありません。

消費者庁も、SNS等に表示されるアンケート形式の副業の広告をきっかけに、高額なサポートプランを契約したものの報酬が得られなかった、という相談が各地の消費生活センター等に数多く寄せられていると公表しています。

広告をタップすると、LINEの友だち登録を求められることが多くあります。SNSの広告からLINEへ誘導される流れは投資の勧誘でも使われており、SNSの広告からLINEへ誘導される流れにまとめています。

  • 広告やランキングサイトに、運営会社の名前が書かれているか。
  • 報酬の金額だけでなく、具体的な作業の内容が書かれているか。
  • 「誰でも」「必ず」など、条件を問わない表現が使われていないか。

仕事内容の説明:具体的な作業が見えてこない

LINEに登録すると、担当者から仕事の説明が届きます。
ただ、説明を読んでも、何をすれば報酬が発生するのかが見えてこないことがあります。
国民生活センターが紹介する相談事例では、「仕事の内容を知るにはマニュアルの購入が必要だ」と言われたケースがあります。

また、最初に連絡してきたアカウントとは別の「サポート事務局」などのアカウントへ案内されることもあります。担当が次々に変わると、誰がどの説明をしたのかが分かりにくくなります。

  • どのような作業をすると、誰から報酬が支払われるのか。
  • 報酬の計算方法と、支払われる時期が説明されているか。
  • 説明している担当者の会社名と、契約する相手が同じか。

「詳しい内容は電話で説明する」と言われ、文字で説明が残らないまま話が進むこともあります。電話で説明を受けた場合は、日時と説明された内容を、その日のうちにメモに残しておいてください。申し込んだ後に怪しいと感じてキャンセルを申し出た場合も、申し出た日時と相手の返信を保存しておきます。

国民生活センターは、作業の内容や利益が出る仕組みが分からなければ契約しないよう呼びかけています。仕事の中身が見えない段階で費用の話が出たら、その時点で立ち止まってください。

費用を求められる流れ:教材費・サポート費用・借り入れ

仕事の説明が進むと、費用の話が出てきます。名目は教材費、マニュアル代、登録料、サポート費用などさまざまです。

教材やマニュアルの購入を求められる

最初は数千円から数万円程度のマニュアルや教材の購入を求められることがあります。国民生活センターの相談事例には、「初期費用0円」と説明されていたのに、断ったところ受け取っていない電子書籍の代金を請求された、というケースもあります。

高額なサポートプランを勧められる

マニュアルを買った後に、「有料プランに入らなければ稼げない」「高額なプランほど手厚いサポートが受けられる」と、数十万円のプランを勧められることがあります。

「すぐに元が取れる」「サポート費用は稼いだ分から後で払えばよい」と言われるケースもみられます。消費者庁が公表した事例では、「このプランなら月50万円が当たり前」「儲けが出なければお金を返す」といった説明で勧誘されていました。

報酬を受け取るために、さらに手数料や保証金を求められる流れもあります。支払いの名目が次々に変わる点は、投資の出金時に求められる追加請求と共通しています。出金時の追加請求で使われる名目も参考にしてください。

借り入れやカードでの支払いを勧められる

国民生活センターは2026年5月、副業や投資を勧誘する業者の指示で、複数の貸金業者から短期間のうちに次々に借り入れ、業者に支払うケースが目立つと注意を呼びかけました。「すぐに返済できる」と言われて借り入れた場合でも、返済の義務は借り入れた本人が負います。

国民生活センターが紹介している相談事例では、ネット広告から登録した業者にアフィリエイトで稼ぐためのサポートコースを勧められ、業者と画面を共有しながら、その日のうちに消費者金融から合計450万円を借り入れたケースがあります。

年収を大きく超える金額を借り入れさせるケースもみられるとされています。

「副業の説明に必要」と言われて、画面共有アプリや遠隔操作アプリを入れるよう求められることもあります。国民生活センターは、安易にインストールしたり画面を共有したりしないよう、また借り入れの申込みで虚偽の申告をしないよう呼びかけています。

費用を支払う前に確認すること・残しておく記録

副業で費用を求められたときに支払う前に確認することのチェック図解

費用を求められたら、支払う前に次の点を確認してください。1つでも確認できないものがあれば、支払いを急ぐ理由はありません。

  • 運営会社の名前と所在地がわかるか。
  • 何の費用か書面で示されているか。
  • 作業と報酬の仕組みが説明されたか。
  • 追加費用の条件が示されているか。
  • 途中解約時の返金条件があるか。
  • 振込先の名義が運営会社と同じか。

断ったり支払いを止めたりしたときに、「払わなければ手続きを取る」「法的な措置に進む」といった強い言葉のメッセージが届くこともあります。慌てて支払う前に、その請求が何に対するものか、契約した事実があるのかを確認してください。受け取ったメッセージは削除せず、そのまま残しておきます。

振込先に個人名義の口座を指定された場合は、会社として受け取らない理由を確認してください。個人名義の口座への振込を求められたときの確認点は、個人名義の口座へ振り込むよう指示されたときの確認点にまとめています。

あわせて、次の記録を残しておきます。相談するときに、状況を短く説明できるようになります。

  • 最初に見た広告やランキングサイトの画面とURL。
  • LINEなどのアカウント名と、やり取りの画面(削除せず保存)。
  • 案内された費用の金額・名目・支払方法が分かる画面。
  • すでに支払った場合は、日時・金額・振込先の記録。

広告の画面、LINEのやり取り、費用の案内がそろっていれば、そのままお送りいただけます。

振り込んだお金・仮想通貨を徹底追跡。被害金の回収・返金に向けた調査をサポート

相談無料・24時間365日受付

記録を送って相談する

副業の種類ではなく、お金の流れで判断する

アフィリエイトや在宅ワーク、データ入力など、副業の種類そのものが問題なのではありません。同じ種類の仕事でも、実際に報酬を得ている人はいます。判断の手がかりになるのは、仕事の種類ではなく、お金がどちらへ流れているかです。

  • 働いて報酬を受け取るはずが、先に自分が支払う流れになっていないか。
  • 支払いの理由が、仕事の説明よりも先に出てきていないか。
  • 支払った後に、別の名目の支払いが続いていないか。

たとえば、アフィリエイトで報酬を得る仕組みそのものは広く知られていますが、「そのためには数十万円のサポートプランが必要」と言われた時点で、話の中心は仕事ではなく支払いに移っています。仕事の種類を見分けようとするよりも、こうした話の移り変わりに気づくことのほうが大切です。

「稼げる」という話の中で、自分から支払うお金のほうが先に増えていく場合は、いったん立ち止まって確認してください。簡単な作業をこなして報酬を受け取り、途中から入金を求められる「タスク型」の副業もありますが、その流れは別の記事で扱う予定です。

DataProに相談できること・できないこと

DataProは、調査・分析・資金追跡を行う立場から、次の内容をお手伝いできます。

  • やり取りと支払いの時系列の整理。
  • 案内された副業のサイトや運営会社の表示の確認。
  • 暗号資産で支払っている場合の、取引記録(TXID・送金先アドレス)の確認。
  • 消費生活センターや警察、弁護士へ相談するときに必要な記録の整理。

申込み完了のメールや利用規約、契約書にあたる書面が手元にある場合は、それもあわせてお送りください。誰と、どのような条件で契約したことになっているのかを確認する材料になります。

一方で、法律相談、相手への返金請求や代理交渉、捜査、犯人を断定することは行いません。資金の回収や口座の凍結をお約束することもできません。確認できる範囲とできない範囲は、ご相談の最初にご説明します。

副業詐欺の手口に関するよくある質問

副業詐欺はどうやって見分ければよいですか。

副業の種類ではなく、お金の流れを見てください。働いて報酬を受け取るはずが、先に自分が支払う流れになっていないか、作業内容や報酬の仕組みが説明されているか、支払いの名目が次々に変わっていないかを確認します。

「初期費用無料」と書かれていました。安心してよいですか。

安心の根拠にはなりません。国民生活センターは、「初期費用0円」と説明されていたのに、断ったところ受け取っていない電子書籍の代金を請求された相談事例を紹介しています。登録後に求められる費用の内訳を確認してください。

「サポート費用は稼いだ分から後で払えばよい」と言われました。

国民生活センターは、「すぐに元を取ることができる」「稼いだ分で後から支払えばよい」と高額なサポート契約を勧められるケースがあるとして、作業内容や利益が出る仕組みがよく分からなければ契約しないよう呼びかけています。

消費者金融で借りて支払うよう勧められました。

借りてまで支払わないでください。業者に「すぐに返済できる」と言われて借り入れた場合でも、返済の義務は借り入れた本人が負います。借り入れの申込みで虚偽の申告をするよう指示されても応じないでください。

画面共有や遠隔操作のアプリを入れるよう言われました。

安易にインストールしたり、画面を共有したりしないでください。国民生活センターは、副業や投資の説明に必要だと言われて遠隔操作アプリを入れさせられたり、画面共有をされたりする事例があると注意を呼びかけています。

すでに支払ってしまいました。どうすればよいですか。

追加の支払いを止め、支払った日時・金額・振込先と、やり取りの画面を保存してください。銀行振込の場合は振込先の金融機関へ、カード払いの場合はカード会社へ連絡し、消費生活センターや警察にも相談します。

まとめ

副業詐欺は、「簡単に稼げる」という入口から、仕事の説明、教材費やサポート費用の支払いへと、段階を追って進んでいくことが多い手口です。

  • 「簡単に稼げる」を強調する広告はうのみにしない。
  • 作業内容と報酬の仕組みが分からなければ契約しない。
  • 何に対する費用か、書面で確認してから判断する。
  • 借り入れや分割払いを勧められても、借りてまで支払わない。
  • やり取りと費用の画面を保存しておく。

稼ぐつもりで始めた副業で、先に支払いが増えていくと、取り返したい気持ちから追加で払ってしまうこともあります。迷ったときは、手元の記録をそろえて相談してください。

整理した内容をもとに、確認できる範囲を知りたい方はご相談ください。

振り込んだお金・仮想通貨を徹底追跡。被害金の回収・返金に向けた調査をサポート

相談無料・24時間365日受付

確認できる範囲を相談する

まずは状況をお聞かせください

詐欺かどうか判断がつかない段階でもかまいません。ご相談と一次調査は無料です。

LINEで無料相談する