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詐欺の相談で何を聞かれる?伝える内容と順番の整理

詐欺被害の相談で聞かれることと伝える順番を示したアイキャッチ画像

詐欺かもしれないと思い、相談しようと決めた。けれど、電話をかけたら何を聞かれるのか分からない。うまく説明できるか不安で、相談をためらっている。
詐欺の相談で何を聞かれるのか、事前に知っておきたいと調べている方もいると思います。

相談の前に完璧な資料をそろえる必要はありません。先にしておくのは、聞かれることを知り、伝える順番を決めておくことです。

この記事では、国民生活センター、金融庁、預金保険機構が公表している内容をもとに、相談の最初に聞かれること、関係なさそうに見えて聞かれること、連絡する先ごとに伝える中心、相談の前に残しておく記録を整理します。

DataProは、暗号資産(仮想通貨)や投資サイトのトラブルに限らず、SNS投資詐欺やロマンス詐欺、副業詐欺など、オンライン上の詐欺被害全般のご相談を受け付けています。何から話せばよいか分からない段階でも、ご相談いただけます。

相談の前に、手元でそろえておくこと

相談の電話をかける前に、手元で次のものを開ける状態にしておきます。

  • 相手とのやり取りが残っている端末やアプリ。
  • 振込の控えや利用明細など、お金を払った記録。
  • 契約書・申込画面・広告など、きっかけになったもの。
  • いつ何があったかを書いたメモ(短くてよい)。

国民生活センターは、相談の電話をかける前に、苦情発生時の状況を整理して伝えられるようにしておくと効率的だとしています。そのうえで、案件によっては1日でも早い対応が有効な場合もあるとして、心配なときはまず電話するよう案内しています。

資料がそろうまで待つ必要はありません。送金を止めたい、続けて払うよう求められているという場合は、手元にあるものだけで先に連絡してください。

何から話せばよいか分からない段階でも、手元の記録から一緒に順番を整理できます。

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相談の最初に聞かれること

国民生活センターは、相談の受付時に、相談者の個人属性を聞くとしています。

  • 氏名。
  • 住所(市区町村まで)。
  • 電話番号。
  • 性別・年齢・職業。

同センターは、個人情報を聞く理由として、相談者が実在しトラブルが存在することの証しの一つにすること、状況が変わったときに追加で情報を伝えるため、相談を今後のトラブルの防止や施策に役立てるため、を挙げています。個人属性を伝えられない場合、答えられることは極めて限定的になるとしています。

同センターは、原則として本人から電話するよう案内しています。本人が認知症や病気などで電話することが難しい場合は、介護や見守りをしている人からの相談も受け付けるとしています。

関係なさそうに見えて聞かれること

国民生活センターは、個人属性以外にも、一見そのトラブルの解決には関係ないことのように思われる事項を聞く場合があるとしています。例として挙げられているのは、次のようなものです。

  • 商品やサービスの金額。
  • 店舗での販売か、通信販売か。
  • 支払いに使ったクレジット会社の名前。

同センターは、聞く内容は案件によっていろいろだとしています。オンラインの詐欺被害では、相手と知り合った場所や、支払いに使った方法がこれにあたることが多いため、あらかじめ書き出しておくと答えやすくなります。

聞かれたことに答えられなくても、相談は進められます。分からない項目は「分からない」と伝えて構いません。

伝える順番を決めておく

被害相談の伝え方で迷うのは、話があちこちに飛んでしまうときです。次の順番で話すと決めておくと、緊張していても説明しやすくなります。

  • いつ、何がきっかけで相手と知り合ったか。
  • 何を勧められ、どのように払ったか。
  • 合計でいくら払い、最後に払ったのはいつか。
  • 今どうなっているか(連絡が取れない、追加を求められている等)。
  • 相談先にしてほしいこと、知りたいこと。

最後の「してほしいこと」は、相談先によってできることが違うため、はっきり伝えるほど、その窓口で扱える内容かどうかが早く分かります。国民生活センターは、同センターの窓口は消費生活に関する相談の窓口で、個人間のトラブルや労働問題などは受け付けていないとしています。

連絡する先ごとに、伝える中心を分ける

詐欺被害の相談で、振込先の金融機関・カード会社・警察・消費生活センターごとに伝える中心とそろえておく資料を並べた比較図解

連絡する先によって、話の中心にする内容が変わります。公的機関の案内をもとに、連絡する先ごとに伝える中心とそろえておく資料を並べると、次のとおりです。

連絡する先伝える中心そろえておく資料
振込先の金融機関振り込んだ口座と日時振込の控えと本人確認書類
カード会社決済した日時と金額利用明細と決済の画面
警察被害に遭った経過やり取りと送金の記録
消費生活センター契約や支払いの経過契約書や広告と支払いの記録

預金保険機構は、振り込め詐欺等の被害にあったら、すぐに最寄りの交番・警察署や振込先の金融機関に連絡・届出し、振り込んだ預金口座等の取引の停止を依頼するよう案内しています。同機構は、被害回復分配金の申請には、申請書のほか本人確認書類や振り込みの事実を確認できる資料等が必要だとしています。

金融庁の金融サービス利用者相談室は、投資をした後に騙されたと考えるなら警察へ、返金等を求めるなら消費生活センターや各地の弁護士会へ相談するよう案内しています。相談先そのものの選び方は、詐欺被害の相談先はどこ?相談内容ごとに確認できることの違いで詳しく整理しています。

経過を1枚の時系列にまとめる

話す順番を決めたら、その内容を1枚の時系列にまとめます。

時系列は、日付・出来事・金額・相手の言葉の4つの列で作ると、どの相談先でもそのまま使えます。金額は、払った回ごとに分けて書きます。合計だけだと、どの支払いをどこへ確かめればよいかが分からなくなります。

時系列メモの具体的な書き方は、詐欺被害の時系列メモのまとめ方|相談前に経緯を整理する手順で手順を説明しています。メモは手書きでもスマートフォンのメモでも構いません。相談の場で見ながら話せる形にしておいてください。

暗号資産で送金している場合に控えておくこと

暗号資産で送金している場合は、振込やカードの記録とは別に、次の情報を控えておくと伝えやすくなります。

  • 送金した日時と、送った暗号資産の種類・数量。
  • 送金先として指示されたアドレス。
  • 送金ごとのTXID(トランザクションID)。
  • 暗号資産を買った取引所や、使ったウォレットの名前。

TXIDは、送金1回ごとに付く記録の番号です。取引所やウォレットの画面での探し方は、TXID(トランザクションID)の確認方法|送金記録の残し方にまとめています。

相談の前に残しておく記録

詐欺被害を相談する前に残しておく記録のチェック図解

相談の前に、次の記録を消さずに残しておきます。

  • 相手とのやり取りの画面と、相手のアカウント名。
  • 案内されたサイトのURLと、表示されていた画面。
  • 振込の控え・利用明細・送金記録。
  • 契約書や申込画面、きっかけになった広告。
  • いつ何があったかを並べた時系列のメモ。
  • これまでに相談した先と、そこで案内された内容。

記録の残し方そのものは、詐欺の証拠の残し方|画面・メッセージ・送金記録を保存する手順で画面・メッセージ・送金記録の順に説明しています。国民生活センターは、提供された書類は原則として返却しないとしているため、渡すのは写しにしてください。

やり取りの画面と支払いの記録があれば、そのままお送りいただけます。

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答えにくいこと・分からないことがあるとき

相談の場で、答えにくいことや覚えていないことが出てくるのは自然なことです。

  • 日付が思い出せないときは、「◯月ごろ」とおおよそで伝える。
  • 金額が分からないときは、記録が残っている分だけ伝える。
  • 相手の情報が分からないときは、分からないと伝える。

国民生活センターは、AIで得た回答は一般的な情報に基づくもので個別のケースに必ずしも当てはまるとは限らず、相談員の助言と異なる場合があるとしています。インターネットで調べた内容と違うことを言われても、その相談先での案内を書き留めておいてください。

DataProに相談できること・できないこと

DataProは、調査・分析・資金追跡を行う立場から、次の内容をお手伝いできます。

  • 相手とのやり取りと支払いの経過を、時系列に並べること。
  • 案内されたサイトやURLについて、確認できる情報の整理。
  • 支払いの記録と、求められた名目の突き合わせ。
  • 暗号資産で送金している場合の、送金記録をもとにした資金の移動の確認。

一方で、法律相談、相手への返金請求や代理交渉、捜査、相手が詐欺であるという結論を出すことは行いません。資金の回収や口座の凍結をお約束することもできません。確認できる範囲とできない範囲は、ご相談の最初にご説明します。

詐欺の相談で聞かれることについてよくある質問

詐欺の相談では、最初に何を聞かれますか。

国民生活センターは、相談の受付時に、氏名・住所(市区町村まで)・電話番号・性別・年齢・職業などの個人属性を聞くとしています。個人属性を伝えられない場合、答えられることは極めて限定的になるとしています。

被害と関係なさそうなことまで聞かれました。

国民生活センターは、商品金額、店舗販売か通信販売か、クレジット会社名など、一見関係ないように思われる事項を聞く場合があるとしています。分からない項目は、分からないと伝えて構いません。

資料がそろっていなくても相談してよいですか。

国民生活センターは、相談前に書類をそろえると効率的だとしたうえで、案件によっては1日でも早い対応が有効な場合もあるとして、心配なときはまず電話するよう案内しています。送金を止めたい場合は、手元の記録だけで先に連絡してください。

家族の代わりに相談できますか。

国民生活センターは、原則として本人から電話するよう案内しています。本人が認知症や病気などで電話することが難しい場合は、介護や見守りをしている人からの相談も受け付けるとしています。

振り込んでしまった場合、金融機関には何を伝えればよいですか。

預金保険機構は、すぐに最寄りの交番・警察署や振込先の金融機関に連絡・届出し、振り込んだ口座の取引の停止を依頼するよう案内しています。振り込んだ口座と日時、振込の控えを手元にそろえて伝えてください。

相談したら、お金は戻りますか。

この記事や当社で結果をお約束することはできません。相談先ごとに確認できることや扱える内容は違います。伝えたい内容と、相談先にしてほしいことをはっきりさせておくと、その窓口で扱えるかどうかが早く分かります。

まとめ

詐欺の相談で何を聞かれるかを知っておけば、資料がそろっていなくても相談を始められます。

  • 最初に、氏名・住所・年齢などの個人属性を聞かれる。
  • 金額・支払い方法など、関係なさそうな項目も聞かれることがある。
  • きっかけ・支払い・現状・してほしいことの順で話す。
  • 連絡する先ごとに、伝える中心と資料を分ける。
  • 時系列のメモと支払いの記録を、相談の前に残しておく。

時系列のメモが途中までしかなくても、手元にある記録から一緒に経過を整理できます。

ほかの相談先で案内された内容も含めて、確認できる範囲をご案内します。

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詐欺かどうか判断がつかない段階でもかまいません。ご相談と一次調査は無料です。

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