bit-nine.com は「BITnine」を名乗る暗号資産の売買サイトで、本人確認をしなくても入金と取引を始められると説明しています。引き出せる額を増やすには、本人確認を済ませる必要があるとしていました。
トップの画面では、最大1,000ドルのボーナスがもらえると呼びかけています。ただ、その条件を説明するページは見つかりませんでした。
利用規約にはセーシェルの会社名と「VASP/L/2026/089」という番号が載っています。しかし、DataProが見たセーシェル金融サービス庁のページでは認可済みの一覧を読み取れず、審査中の一覧にも BITnine の名前はありませんでした。
ここからは、DataProの独自調査によって明らかになった bit-nine.com の実態や不審点、口コミ・評判、出金できない場合に確認すべきこと、被害に遭った際の返金に向けた対応方法について詳しく解説します。
bit-nine.comの怪しい点
- 規約に載っている番号を、DataProが見たセーシェルの当局のページで確かめられない
- 入金は本人確認なしで受け付け、引き出し枠の拡大とボーナスには本人確認を求める
- 電話番号とメールアドレスが載っておらず、連絡の手段が入力フォームしかない
- 「30以上の銘柄」と書きながら、相場の一覧は19行で、NINE などの説明もない
これらの確認結果だけで法的に詐欺と断定することはできません。
ただし、番号の裏付けが取れず、連絡先も限られているため、bit-nine.com への登録や入金には慎重な判断が必要です。
bit-nine.comに入金している方へ
引き出しの前に身分証や自撮り写真の提出、手数料の支払いを持ちかけられても、その場では応じないでください。
残高の画面、入金した日時、送金先のアドレス、フォームで送ったやり取りを残しておきましょう。
送金記録が残っていれば、返金・被害回復に向けて確認できることが残っている場合があります。DataProでは、現在の状況を無料で確認しています。

相談無料・24時間365日受付
BITnine(bit-nine.com)は詐欺?独自調査で判明した実態
bit-nine.com を開くと、BITNINE のロゴの横に Markets・Trade・Earn などのメニューが並び、Sign In と Sign Up のボタンが右上にあります。画面の中ほどには「Trade Crypto the Smarter Way with BITnine」という英語の見出しが出ています。

見出しの下の帯は「Get Up to $1,000 in Instant Bonus!」と呼びかけていますが、帯の More を押しても飛び先は # で、条件を読めるページには移りませんでした。About Us のページは、セーシェル共和国に本社を置くと自己紹介しています。
| 調査項目 | DataProの確認結果 |
|---|---|
| サイトの名称 | BITnine(ロゴの表記は BITNINE) |
| サービスの内容 | 暗号資産の売買(スポット取引)、ステーキング、両替、紹介プログラム |
| 規約に書かれた運営会社 | BITnine Global Ltd.(セーシェルの法律に基づく会社としている) |
| 規約に書かれた番号 | License No. VASP/L/2026/089 |
| セーシェル金融サービス庁のページ | 認可済みの欄は一覧を読み取れず、審査中として表示された8社に BITnine の名前なし |
| 金融庁の一覧 | 暗号資産交換業者の登録一覧と無登録業者の2つの一覧に BITnine・bit-nine の名前なし |
| 本人確認 | 入金とスポット取引は本人確認なしで始められるとし、引き出し枠の拡大とボーナスには Level 1 の本人確認が必要とする |
| 連絡の手段 | Contact Us の入力フォームのみ。電話番号・メールアドレスの記載なし |
| 相場の一覧 | 19の取引ペア。NINE・EPT・AET・AK・METS・DMX を含む |
| ドメイン登録日 | 2026年2月26日(有効期限 2029年2月26日) |
| 総合的な判断 | 番号の裏付けと連絡の手段が乏しく、登録や入金は控えるべき状態 |
番号が書かれていると、正式な許可を得た業者のように見えます。特に、お金を入れる前に、その番号がどの当局のもので、本当に有効なのかを自分で確かめられない点は、登録する前に押さえておく必要があります。
bit-nine.comのサイトで確認された4つの不審点
以下では、DataProがトップ画面・FAQ・利用規約・プライバシーポリシー・問い合わせ画面・相場の一覧と、公的機関の資料を確認して見つけた不審点を詳しく解説します。
1.規約の番号「VASP/L/2026/089」を当局のページで確かめられない
Terms of Service の冒頭は、運営者を BITnine Global Ltd. と名乗り、セーシェルの住所とともに「License No. VASP/L/2026/089」と記しています。番号の横に、どこの当局が出したものかは添えられていません。

DataProは、セーシェル金融サービス庁の「Licensed VASPs」のページを開きました。認可済みの欄は区分の名前しか出ず、一覧そのものを読み取れませんでした。審査中として並んでいた8社の中に、BITnine はありませんでした。
日本の金融庁が公開している3つの一覧にも、BITnine や bit-nine の名前はありませんでした。
2.入金は本人確認なし、引き出し枠とボーナスは本人確認が条件
トップ画面の FAQ は、本人確認を済ませなくても入金と売買を始められると答えています。その一方で、1日に引き出せる上限を上げるときと、ボーナスに参加するときは Level 1 の本人確認が要るとしています。

本人確認をしないままだと、いくらまで引き出せるのかは書かれていません。プライバシーポリシーには、集める情報として身分証の写しや顔認証用の自撮り写真、資金の出どころが挙がっています。
入金した後で、引き出しのためにこうした書類を求められる流れになりえます。運営会社が実在するか確かめられないうちは、書類を送らないでください。
3.電話もメールも載っておらず、問い合わせはフォームだけ
Contact Us の画面には、名前・メールアドレス・件名・本文を打ち込む欄しかありません。DataProが見たトップ画面、About Us、利用規約、プライバシーポリシー、Contact Us のいずれにも、電話番号とメールアドレス、代表者の名前は載っていませんでした。
会社案内によくある /company のアドレスは、開くと 404 が返ってきました。フォームに返事がなければ、こちらから連絡を取る方法がほとんど残りません。連絡先が分からない相手に、お金や身分証を預けないでください。
4.「30以上の銘柄」とする説明と19行の相場一覧が合わない
FAQ は、30以上の主要な銘柄や話題の銘柄を売買できると説明しています。ところが Markets の画面に並んでいたのは19の取引ペアでした。その中には、サイト名と同じ NINE をはじめ、EPT・AET・AK・METS・DMX という銘柄も入っています。
これら6つの銘柄を誰が発行しているのか、ほかの取引所でも売買されているのかは、サイトに説明がありません。DataProも外部には問い合わせていません。画面の値動きや出来高を見て、購入を決めないでください。
bit-nine.comの口コミ・評判を調査
bit-nine.com について、検索エンジン、公的機関の資料、ドメインの登録情報、過去の保存記録を調べた結果です。
| 調査先 | 確認結果 |
|---|---|
| 検索エンジン | bit-nine.com や BITnine を名指しした口コミ・評判の投稿は見つからなかった |
| セーシェル金融サービス庁 | 認可済みの欄は一覧を読み取れず、審査中の8社に BITnine の名前なし |
| 金融庁の一覧 | 登録一覧・無登録業者の一覧のいずれにも BITnine・bit-nine の名前なし |
| ドメインの登録情報 | 2026年2月26日登録。登録者の情報は公開されていない |
| Wayback Machine | 2021年11月28日の記録が2件あるが、どちらも中身のない 404 の記録 |
書き込みが見つからないことは、安全だという証拠にはなりません。規約に番号が書かれていることも、それだけでは許可を受けている証明にはなりません。
評判の多さよりも、番号を出した当局、連絡先、引き出しの条件といった、自分で確かめられる情報がそろっているかで判断してください。
bit-nine.comから出金できない場合に確認したいこと
残高が表示されているのに引き出しが進まない、書類や支払いを求められている、という場合は、次の点を振り返ってください。
- 引き出しを申し込んだら、身分証や自撮り写真を送るよう言われた
- パスワードや2段階認証を変えたあと、引き出しが止まったままになっている
- ボーナスを受け取るための条件を、入金した後で知らされた
- フォームで問い合わせても、返事が来ない
正規の事業者でも、本人確認や送金の確認に時間がかかることはあります。bit-nine.com の FAQ も、設定を変えた後の24時間は引き出しが止まる場合があると書いています。
しかし、引き出しの条件が画面で示されていないのに、やり取りの中で新たな支払いや書類の提出を求められる場合は、追加被害につながる可能性を考えて慎重に対応してください。
bit-nine.com の利用規約には、規約違反や不正の疑いがあるとき、アカウントを止めて資金を凍結できるという条項があります。
あとから示された支払いに応じても、引き出せるとは限りません。応じる前に、求められた内容・金額・送金先・期限が分かる画面を保存してください。




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bit-nine.comに送金したお金は返金できる?
bit-nine.comへ送金した資金が返金されるかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。
ただし、すでに送金してしまった場合でも、何も確認できないと決まったわけではありません。
bit-nine.com の FAQ は、本人確認をしなくても入金を始められると説明しています。
暗号資産で送った場合は、トランザクションIDや送金先アドレスを起点に、資金の移動先を確認できる場合があります。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する |
調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。
しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。
bit-nine.comの被害に気づいたときにやるべきこと
引き出しが進まない、書類や支払いを求められているといった場合は、やり取りを続ける前に、次の順番で動いてください。
- 追加の入金・送金を止める手数料、保証金、ボーナスの条件など、どのような名目であっても新たな支払いはいったん止めてください。支払いを急かされても、その場で判断しないことが重要です。
- 画面とやり取りを保存するサイトのURL、残高や取引履歴の画面、引き出しを申し込んだ画面、書類や支払いを求められた画面、フォームやメールのやり取りをスクリーンショットで保存してください。
- 送金情報を整理する送金したトランザクションID、送金先アドレス、送金元の取引所やウォレットの履歴、登録に使ったメールアドレスと紹介IDを整理します。
- 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、資金移動を調査できる専門家へ相談しましょう。記録が残っていれば、送った資金がその後どこへ移ったかを確認できる可能性があります。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。
DataProでは、ブロックチェーン上の取引記録の解析を活用し、送金先アドレスを起点とした資金の移動状況を調査しています。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として活用できるよう、レポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。
bit-nine.com から引き出しの条件として書類や支払いを求められて迷っている場合は、応じる前にご相談ください。
bit-nine.comに関するよくある質問
最大1,000ドルのボーナスは、登録すればすぐにもらえますか?
DataProは登録していないため、受け取りの条件は確かめていません。トップ画面の帯から条件のページへは移れず、FAQ ではボーナスへの参加に本人確認が要るとしています。ボーナスを目当てに入金額を増やさないでください。
身分証の画像や自撮り写真を送ってしまいました。何をすればよいですか?
送った日時、送った書類の種類、送り先の画面を記録に残してください。bit-nine.com のプライバシーポリシーは、身分証の写しや顔認証用の写真を集めると書いています。これ以上の書類や支払いを求められても、運営会社を確かめられるまでは応じないでください。
相場一覧にある NINE という銘柄は、ほかの取引所でも売れますか?
サイトには NINE の発行元やほかの取引所での扱いについて説明がなく、DataProも外部には確かめていません。ほかで売れるかどうか分からない銘柄に、お金を移さないようにしてください。
入金したUSDTやBTCが、その後どこへ移ったかは分かりますか?
トランザクションIDや送金先のアドレスが残っていれば、ブロックチェーンの記録から移動先をたどれる場合があります。ただし、行き先が分かることとお金が戻ることは別の問題で、回収を約束するものではありません。
bit-nine.comを利用している方へ
DataProが bit-nine.com を調べた結果、規約に書かれた番号を当局のページで確かめることはできず、電話番号やメールアドレスも見当たりませんでした。また、入金は本人確認なしで受け付け、引き出し枠の拡大には本人確認を求める作りも確認されています。
- 規約の番号「VASP/L/2026/089」を、DataProが見た当局のページで確かめられない
- 引き出し枠の拡大とボーナスに本人確認を求め、確認前の上限は示されていない
- 電話番号・メールアドレスがなく、問い合わせは入力フォームだけ
- 相場一覧の19行に、説明のない NINE などの銘柄が含まれる
以上のことから、bit-nine.com への登録や入金は控えることをおすすめします。すでに入金している場合は、引き出しのためという理由で書類や支払いを求められても応じず、画面と送金記録を残してください。
被害回復に向けた確認は、早めの記録整理から始まります
送金記録ややり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。
相談時点で契約や調査を決める必要はありません。まずは現在の状況をお聞かせください。




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