GoldX(bybitai.org)は、黒い画面にウォレットの接続ボタンを1つ置いただけの、ベトナム語のサイトです。DataProが調べた範囲では、運営する会社の名前も住所も、利用規約も示されていませんでした。
ドメイン名には「bybit」の文字が入っていますが、画面に出てくる名前は「GoldX」で、取引所の Bybit との関係を示す記載は見当たりません。
DataProが確認した範囲では、接続したあとに何ができるのか、お金を預ける条件は何かといった説明は、接続前の画面から一つも読み取れませんでした。相手が誰かを確かめる前に、ウォレットをつなぐよう求める作りです。
ここからは、DataProの独自調査によって明らかになった GoldX の実態や不審点、口コミ・評判、利用前に確かめておきたいこと、すでに送金した場合の返金に向けた考え方と初期対応について詳しく解説します。
GoldXの怪しい点
- 会社の名前・住所・電話番号も、規約やポリシーのページも見つからない
- ウォレットをつなぐ前に、サービスの中身や料金が一切表示されない
- 裏側の通信先が bybitai.org とは別の gonew88.site になっている
- ドメインは一度期限切れになり、2026年1月に取り直されている
これらの確認結果だけで法的に詐欺と断定することはできません。
ただし、誰が運営し、つないだウォレットをどう扱うのかを確かめる材料がなく、GoldX への接続や入金には非常に慎重な判断が必要です。
GoldXに入金している方へ
すでに入金した場合は、手数料や新たな署名を求められても、すぐに応じないでください。
画面と送金先を保存しましょう。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。

相談無料・24時間365日受付
GoldXは安全?利用前の確認で分かったこと
bybitai.org を開くと、真っ黒な背景の中央に「X」の印と「GoldX」の文字が出ます。その下にベトナム語で「接続して始める」という意味の大きな見出しと、白い接続ボタンが1つあるだけです。

ページの題名は「GoldX — Thị trường」(市場)です。画面のどこにもリンクがなく、会社の案内や規約へ進む道がありません。DataProが /about や /terms などのアドレスを直接開いても、出てきたのは「404 Not Found」だけでした。
| 調査項目 | DataProの確認結果 |
|---|---|
| サイトの名称 | GoldX(画面の表示)。題名は「GoldX — Thị trường」 |
| 表示の言語 | ベトナム語 |
| 画面にあるもの | ウォレットの接続ボタンと「KẾT NỐI AN TOÀN · WEB3」(安全な接続)の表示だけ。リンクは0件 |
| 運営会社 | 名前の記載なし |
| 住所・電話番号 | 記載なし |
| 利用規約・プライバシーポリシー | 見つからない(/terms・/privacy は 404) |
| 通信先 | 設定ファイルが api.gonew88.site を指定 |
| Bybit との関係 | 画面に Bybit の名前やロゴはない。公式情報との照合はできていない |
| 金融庁の資料 | 登録業者の一覧2つと無登録業者の資料2つに、GoldX・bybitai の一致なし |
| ドメイン登録日 | 2026年1月12日(有効期限 2027年1月12日) |
| 総合的な判断 | 今回の調査で確認した情報の範囲では、GoldX による金銭被害・詐欺行為を確認できていない。ただし、運営者も利用条件も接続前に確かめられず、接続や入金は控えるべき状態 |
DataProが照会した金融庁の暗号資産交換業者の登録一覧では、GoldX の名前を確かめられませんでした。特に、運営者の名前を一切出さないまま、最初の一歩としてウォレットの接続だけを求めている点は、つなぐ前に知っておく必要があります。
GoldXのサイトで確認された4つの不審点
以下では、DataProが画面の表示、各アドレスの応答、画面を動かすプログラム、金融庁の資料、ドメインの記録と過去の保存記録を確かめて見つけた不審点を詳しく解説します。
1.会社の情報も規約もなく、問い合わせる先すら見当たらない
GoldX の画面には、会社名・住所・電話番号・メールアドレスのどれも書かれていません。
/about・/contact・/terms・/privacy・/login・/register を1回ずつ開きましたが、すべて「404 Not Found」でした。www 付きのアドレスは「Website not found」と表示されました。
トラブルが起きたときに、どこの誰へ連絡すればよいのかを画面から決められません。ドメインの登録情報にも、登録者の名前は出ていませんでした。
2.中身を見せる前に、ウォレットの接続と署名を求める作り
画面を動かすプログラムを読むと、ウォレットへ接続を求める処理と、メッセージへの署名を求める処理が入っていました。さらに、入金・出金・「戦略パッケージ」の申し込み、秒数を決めて USDT で注文する画面のための文言も含まれていました。
DataProはウォレットをつないでいないため、接続後の画面が実際にどう見えるかは確かめていません。ただ、利率・手数料・出金の条件は、接続する前には何も示されません。条件を知らないまま進めると、あとから示された条件に従うしかなくなります。
3.データのやり取りは bybitai.org ではなく別のドメインで行われる
bybitai.org の HTML には本文がなく、読み込まれる設定ファイルが、通信先を「https://api.gonew88.site/api」と指定していました。名前の似ていない、まったく別のドメインです。
つないだウォレットのアドレスや署名の情報は、この別ドメインへ送られる作りとみられます。gonew88.site を誰が運営しているのかも、画面からは分かりません。
4.ドメインは一度失効し、取り直されたあとに今の画面になっている
インターネットの保存記録サービス Wayback Machine には、2024年から2025年にかけての bybitai.org の記録があります。
2024年9月には「WEB3.0 AI」という日本語の画面で、Bybit のウォレットと AI 自動取引を結びつける説明が載っていました。2025年6月の記録では「This domain has expired.」と、期限切れの表示に変わっています。
現在のドメインの登録日は2026年1月12日で、期限切れのあとに取り直されたものです。以前の日本語の画面と、今の GoldX が同じ運営者かどうかは分かりません。ドメイン名に「bybit」が入っていることや、以前に Bybit の名前が使われていたことを、Bybit の公式サービスだと考える理由にしないでください。
GoldXの口コミ・評判を調査
GoldX(bybitai.org)について、検索エンジン、金融庁の公開資料、Bybit の公式サイト、ドメインの登録情報、過去の保存記録を調べた結果です。
| 調査先 | 確認結果 |
|---|---|
| 検索エンジン | 日本語・英語・ベトナム語の4つの検索語で検索した範囲では、bybitai.org の GoldX に言及する口コミ・記事を確認できていない |
| 金融庁の資料 | 登録一覧・無登録業者の資料のいずれにも GoldX・bybitai の名称なし |
| Bybit の公式サイト | 公式の確認ページが表示されず(HTTP 403)、bybitai.org が公式かどうかを照合できなかった |
| ドメインの登録情報 | 2026年1月12日登録。登録事業者は GoDaddy.com, LLC。登録者の情報は出ていない |
| Wayback Machine | 2024年5月〜2025年6月の記録あり。最後は期限切れの表示 |
今回の調査の範囲では、良い評判も悪い評判も、判断の材料になる情報を確認できていません。
口コミを確認できないことは、安全であることを意味しません。評判の多さではなく、運営会社や登録番号、当局の記録、つなぐ前に読める利用条件といった、客観的に確かめられる情報で判断してください。
GoldXを利用する前に確かめておきたいこと
誰かから GoldX や bybitai.org を勧められている場合は、ウォレットをつなぐ前に、次の点を自分で確かめられるか見てください。
- サービスを運営する会社の正式な名前と住所が、規約などの文書に書かれているか
- ウォレットをつなぐと何が起きるのか、署名を求める理由が説明されているか
- 入金・出金や「戦略パッケージ」の利率、期間、手数料が、つなぐ前に読めるか
- 許可を出している当局の名前と登録番号があり、当局の記録と照らし合わせられるか
- 案内されたアドレスが、使いたい取引所の公式アプリやブックマークと同じか
正規のサービスでも、ウォレットの接続を入り口にしているものはあります。
しかし、GoldX では上の5つのどれも、接続前の画面から確かめられませんでした。署名を求める画面がウォレットに出たときは、内容を読まずに承認しないことが大切です。運営者が分からない相手に、署名や送金の承認を渡さないようにしてください。
出金や残高の受け取りのために、手数料や追加の入金、新たな署名を後から求められた場合は、応じる前に請求の名目、金額、送金先、期限が分かる画面を保存してください。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。




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GoldXをきっかけに送金した場合の返金の考え方
すでに送金してしまった場合、資金が戻るかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、資金の回収を保証したりすることはできません。
GoldX のプログラムには USDT 建ての金額を示す文言がありますが、接続していないため、実際の入金の手順は確かめられませんでした。
実際に使った送金方法ごとに、手元に残しておく情報と相談先が変わります。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、つないだウォレットのアドレス、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する |
調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。
しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。
GoldXで金銭の請求や送金があったときにやるべきこと
GoldX にウォレットをつないで送金した、出金を理由に支払いを求められた、署名を何度も求められたという場合は、やり取りを続ける前に次の順番で対応してください。
- 追加の支払いと署名を止める手数料、税金、保証金、パッケージの追加など、どのような名目であっても新たな支払いと署名はいったん止めてください。期限を切られても、その場で判断しないことが重要です。
- 画面とやり取りを保存する残高や注文の画面、出金申請の画面、請求の画面、勧誘してきた相手とのメッセージをスクリーンショットで保存してください。表示されている間の記録が大切な資料になります。
- ウォレットと送金の情報を整理するつないだウォレットのアドレス、署名や承認をした日時、TXIDと送金先アドレスを整理します。ウォレットの接続済みサイトの一覧に bybitai.org が残っていれば、接続を解除しておきます。
- 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、資金移動を調査できる専門家へ相談しましょう。記録が残っていれば、支払った資金がその後どこへ移動したかを確認できる可能性があります。
同じウォレットにほかの資産を置いている場合は、どの承認が残っているかも確かめておくと安心です。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。
DataProでは、ブロックチェーン上の取引記録の解析を活用し、送金先アドレスを起点とした資金の移動状況を調査しています。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として活用できるよう、レポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。
GoldX にウォレットをつないだあとで、出金や残高の受け取りのための支払いを求められて迷っている場合は、支払う前にご相談ください。
GoldXに関するよくある質問
アドレスに「bybit」とあるので、Bybit が運営しているのではないですか?
画面に出てくる名前は「GoldX」で、Bybit の名前やロゴは表示されていません。DataProは Bybit の公式の確認ページを読み込めず、公式のアドレスかどうかを照合できませんでした。Bybit を使うときは、公式アプリや自分で登録したブックマークから開いてください。
ベトナム語の画面ですが、日本からでも使えますか?
今の画面はベトナム語だけで、日本向けの案内は見当たりませんでした。以前の同じアドレスには日本語の画面がありましたが、ドメインは取り直されており、同じ運営者かは分かりません。使えるかどうか以前に、運営者と条件を確かめられない点に注意してください。
接続ボタンを押して署名してしまいました。まず何をすればいいですか?
ウォレットの接続済みサイトの一覧から bybitai.org を外し、署名や承認をした日時と内容を記録してください。そのうえで、追加の署名や入金には応じないでください。署名の情報がどう使われるかはサイトに説明がなく、DataProも確かめられていません。
USDT を送った場合、何を記録として残しておけばよいですか?
トランザクションID、送金先のウォレットアドレス、送金した日時・数量、使った取引所やウォレットの履歴を残してください。記録があれば資金の移動をたどれる場合がありますが、たどれることと返金されることは別で、回収を保証するものではありません。
GoldXを利用している方へ
DataProが GoldX(bybitai.org)を調べた結果、運営する会社を特定できる情報は見つからず、許認可を示す当局名や登録番号も表示されていませんでした。
- 会社の情報も規約もなく、問い合わせる先が見当たらない
- 中身や条件を見せる前に、ウォレットの接続と署名を求める
- 通信先が別ドメインの gonew88.site で、その運営者も分からない
- ドメインは一度失効して取り直されており、Bybit との関係も確かめられない
なお、今回の調査で確認した情報の範囲では、GoldX による金銭被害・詐欺行為やサクラの存在を確認できていません。それでも、運営者と条件を確かめられない以上、ウォレットの接続や署名、入金は控えることをおすすめします。
送金記録やウォレットの履歴が残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。
相談時点で契約や調査を決める必要はありません。すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。




相談無料・24時間365日受付