TPAE(tpaecoin.com)は、『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』などの名前を付けたNFTを、USDT建ての価格で並べているサイトです。
ページの説明文では「グローバルな暗号資産取引所」を名乗っていますが、画面に出てくるのはNFTの一覧と「入金」「出金」のボタンで、売買の手続きはログインしないと見られません。
DataProが確かめた範囲では、運営している会社の名前も住所も、利用規約も、サイトのどこにも書かれていませんでした。登録画面には招待コードの欄が用意されています。
ここからは、DataProの独自調査で分かった TPAE の実態や不審点、口コミ・評判、使う前に確かめておきたいこと、送金してしまったときの返金の考え方と初期対応について詳しく解説します。
TPAEの怪しい点
- トップの3つの一覧で、名前の違うNFTに同じ「最低価格」と「取引量」が順番どおりに並ぶ
- ルフィのNFTの詳細ページにあるアドレスを Etherscan(イーサリアム)で開くと、確認時点で表示された取引は0件
- 「暗号資産取引所」と説明しているのに、金融庁の暗号資産交換業者の一覧に TPAE の名前がない
- 運営会社・所在地・連絡先・利用規約が見当たらず、入金や出金の条件はログインしないと分からない
これらの確認結果だけで法的に詐欺と断定することはできません。
ただし、数字の裏付けが取れず、運営者も一切明かしていないため、TPAE への登録や入金、NFTの購入には非常に慎重な判断が必要です。
TPAEに入金している方へ
NFTの売却や残高の引き出しのために、手数料などの支払いを求められても、その場で応じないでください。
マイ資産の画面とサポートとのやり取りを保存しておきましょう。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。

相談無料・24時間365日受付
TPAEは安全?利用前の確認で分かったこと
tpaecoin.com を開くと、左上に「TPAE」のロゴ、中央にNFTの大きな絵が出て、その下に「入金」「出金」「資産」の3つのボタンが並びます。さらに下には、NFTの名前ごとに USDT での「最低価格」と「取引量」が一覧になっていました。

メニューは「ホーム」「NFT」「取引」「カスタマーサポート」「マイ資産」の5つです。言語は日本語のほか、英語・タイ語・ロシア語・韓国語など12の表示が選べるようになっていました。
| 調査項目 | DataProの確認結果 |
|---|---|
| サイトの名前 | TPAE |
| うたっている内容 | ページの説明文では「グローバルな暗号資産取引所およびソーシャル取引プラットフォーム」。画面ではNFTの販売のみ |
| 並んでいるNFT | 「ONE PIECE」「鬼滅の刃」「モンキー・D・ルフィ」「Azuki」「Doodles」などの名前。価格は USDT かドル |
| 運営会社・所在地・連絡先 | どれも見当たらない。カスタマーサポートを押すとログイン画面へ移る |
| 利用規約・個人情報の扱い | リンクがなく、/terms や /privacy を開くとトップへ戻される |
| 登録に必要なもの | メールアドレスか携帯番号、ニックネーム、パスワード。招待コードの欄もある |
| 入金・出金・取引の画面 | どれもログイン画面へ移り、方法や条件は見られない |
| 金融庁の資料 | 暗号資産交換業者の一覧と無登録業者の資料の計4つに、TPAE・tpaecoin の名前なし |
| ドメイン | 2026年7月10日(日本時間)に登録。ネット上の保存記録(Wayback Machine)はなし |
| 総合的な判断 | 今回の調査で確認した情報の範囲では、TPAE による金銭被害・詐欺行為を確認できていません。ただし運営者が分からず、表示された数字の裏付けも取れないため、登録・入金・NFTの購入は控えるべき状態 |
特に、お金を預ける先なのに、誰が運営しているのか、どうすれば引き出せるのかがどこにも書かれていない点は、登録を考える前に知っておく必要があります。
TPAEのサイトで確認された4つの不審点
以下では、DataProがトップ画面、NFTのページ、登録画面と、金融庁の資料・Etherscan の表示を照らし合わせて見つけた不審点を詳しく解説します。
1.名前の違うNFTに、そっくり同じ価格と取引量が付いている
トップには「人気」「トップコレクターが今日購入しているアイテム」「アートでトレンド入り」の3つの一覧があります。
1番目を見ると、Zeeverse: Items・鬼滅の刃・EON RIFT Genesis と名前はばらばらなのに、どれも「159.00」と「3328」でした。2番目以降も、8番目の「1250.00」「1362」まで、3つの一覧で同じ数字の組み合わせが同じ順に続いています。
この「取引量」が本当の売買の数かどうかは、確かめる手段がありません。「よく売れている」という表示を、買う理由にしないでください。
2.ルフィのNFTに書かれたアドレスを Etherscan(イーサリアム)で開くと、確認時点で表示された取引は0件
「モンキー・D・ルフィ」のページには、598.00 USDT の価格と「購入」のボタン、作成者「Elebyku」、「コントラクトアドレス」として「0xc8d8f1c59ee242493ca50368731a8da62d1c143e」が載っています。
DataProがこのアドレスをイーサリアムのエクスプローラー Etherscan で開くと、確認時点では残高 0 ETH、表示された取引は0件でした(トークンの移転履歴や他のチェーンは確認していません)。
人気作品の名前や絵があっても、そのNFTが実在し、買ったあとに自分のウォレットへ移せるとは限りません。作品の持ち主が認めたものかどうかも、サイトには書かれていませんでした。
3.「暗号資産取引所」を名乗るが、金融庁の一覧に名前がない
ページの説明文には「ビットコインや1,000種類以上のアルトコイン」を買えるとあり、キーワードには「ETH無期限先物、安全安心」と書かれています。ところが画面には、ビットコインなどの銘柄や値動きの一覧は出てきません。
DataProが照会した金融庁の暗号資産交換業者の一覧(令和8年9月1日現在)と、無登録業者についての資料では、TPAE と tpaecoin の名前を見つけられませんでした。「取引所」という説明だけで、登録のある会社だと思わないでください。
4.会社の情報も規約もなく、お金の出し入れはログインの先にしかない
どの画面にも、運営会社の名前・住所・電話番号・メールアドレスは載っていませんでした。登録画面では、メールアドレスか携帯番号、ニックネーム、パスワードのほかに招待コードを入力する欄があります。

「入金」「出金」「取引」「カスタマーサポート」は、すべてログイン画面へ移ります。手数料や引き出しの条件を見ないまま、アカウントを作ってお金を送るのは控えてください。
TPAEの口コミ・評判を調査
TPAE(tpaecoin.com)について、検索サイトでの言及、金融庁の公開資料、Etherscan の表示、過去の保存記録を調べた結果です。
| 調査先 | 確認結果 |
|---|---|
| 検索サイト | tpaecoin.com・TPAE に触れた口コミや投稿は見つからなかった |
| 金融庁の資料 | 暗号資産交換業者の一覧・無登録業者の資料のいずれにも名前なし |
| Etherscan | ルフィのNFTのページに書かれたアドレスは、イーサリアム上で確認時点の残高 0 ETH、表示された取引は0件(トークンの移転履歴や他のチェーンは確認していない) |
| Wayback Machine | tpaecoin.com の保存記録はなかった |
口コミが見つからないことは、安全である理由にも危険である理由にもなりません。
評判の多さではなく、運営会社が明かされているか、金融庁の一覧で名前を確かめられるか、引き出しの条件が書かれているかといった、自分で確かめられる情報で判断してください。
TPAEを利用する前に確かめておきたいこと
SNSやメッセージで TPAE のNFTを紹介された、招待コードを渡されて登録を勧められているという場合は、次の点を自分で確かめてください。
- 運営会社の名前・住所・電話番号がどこかに書かれているか
- 利用規約に、手数料や引き出しの条件、個人情報の扱いが書かれているか
- その会社の名前が、金融庁の暗号資産交換業者の一覧で見つかるか
- 買おうとしているNFTのアドレスを Etherscan などのエクスプローラーで開き、どのような取引が表示されるか
人気作品の名前が付いていても、そのNFTを正規に売っている場所とは限りません。
上の4つのどれかを確かめられない相手には、USDT などの暗号資産やお金を送る前に手を止めてください。
TPAE には利用規約がなく、NFTを売るときや残高を引き出すときに、どのような条件や手数料があるのかを確かめる手段がありません。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、画面とやり取りを保存したうえで、その状況をDataProへご相談ください。




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TPAEをきっかけに送金した場合の返金の考え方
すでに TPAE へ送金してしまった場合、返金されるかどうかは、送金方法や経過時間、資金の移動状況、残っている証拠などで変わります。
一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。
DataProは TPAE にログインしていないため、どの方法で入金を求められるのかは画面で確かめていません。
価格は USDT 建てで表示されていますが、実際に使った送金方法ごとに、手元に残しておくべき記録が変わります。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、利用した取引所、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、請求の内容を保存し、カード会社へ相談する |
記録から資金の流れを確かめられても、それだけで返金が実現するわけではありません。
ただ、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明するときの資料として使える可能性があります。
TPAEで金銭の請求や送金があったときにやるべきこと
TPAE で金銭を請求された、送金した、個人情報を伝えたという場合は、サポートや紹介者とのやり取りを続ける前に、次の順番で対応してください。
- 新しい支払いを止めるNFTの売却、残高の引き出し、手続きの費用など、どのような名目であっても、求められた送金はいったん止めてください。期限を切られても、その場で決めないことが大切です。
- 画面とやり取りを保存するマイ資産の残高、買ったNFTの表示、出金の申請画面、カスタマーサポートや紹介者とのメッセージをスクリーンショットで残してください。表示されている間の記録が大切な資料になります。
- 送ったものを書き出す送金した日時・金額・通貨・送金先アドレスと、登録したメールアドレスか携帯番号、受け取った招待コードを控えます。
- 今の状況を専門家へ相談する記録を整理したら、資金の移動を調べられる専門家へ相談しましょう。記録が残っていれば、送ったお金がその後どこへ移ったかを確かめられる可能性があります。
TPAE の問い合わせ先はログインした後のカスタマーサポートだけのため、アカウントに入れなくなる前に画面を保存しておくことが特に大切です。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。
DataProでは、ブロックチェーン上の取引記録の解析を活用し、送金先アドレスを起点とした資金の移動状況を調査しています。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として活用できるよう、レポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。
TPAE でNFTを買ったあとに、売却や引き出しを理由に支払いを求められて迷っている場合は、支払う前にご相談ください。
TPAEに関するよくある質問
TPAEで買ったNFTは、自分のウォレットへ移せますか?
DataProは登録も購入もしていないため、移せるかどうかは確認できていません。ルフィのNFTのページに書かれたアドレスは、Etherscan(イーサリアム)で確認時点の残高が 0 ETH、表示された取引は0件でした。移し方や条件を書いた利用規約も見当たりませんでした。
一覧の「取引量」が多いNFTは、人気があると考えてよいですか?
そうとは限りません。トップの3つの一覧では、名前の違うNFTに同じ価格と取引量が同じ順で付いていました。その数字が本当の売買を表しているかは確かめられないため、購入の判断材料にしないでください。
『ONE PIECE』の公式なNFTなのですか?
サイトには作品の持ち主が認めたことを示す表示がなく、DataProも持ち主へ問い合わせていないため、公式かどうかは判断できません。名前や絵が載っていることだけで、公式の商品だと考えないでください。
招待コードがないと登録できないのですか?
登録画面に招待コードの欄があることは確認しましたが、DataProは何も入力していないため、コードがなくても登録できるかは確認できていません。紹介者から登録を急かされても、運営会社と利用規約を確かめられるまでは登録を控えてください。
TPAEを利用している方へ
DataProが TPAE(tpaecoin.com)を調べた結果、表示された数字やアドレスの裏付けが取れず、運営者も明かされておらず、金融庁の一覧でも名前を確かめられませんでした。
- 名前の違うNFTに、そっくり同じ価格と取引量が付いている
- ルフィのNFTに書かれたアドレスを Etherscan(イーサリアム)で開くと、確認時点で表示された取引は0件
- 「暗号資産取引所」を名乗るが、金融庁の一覧に名前がない
- 会社の情報も規約もなく、お金の出し入れはログインの先にしかない
今回の調査で確認した情報の範囲では、TPAE による金銭被害・詐欺行為やサクラの存在を確認できていません。それでも以上のことから、TPAE への登録や入金、NFTの購入は控えることをおすすめします。
記録を早めに整理することが、その後の対応につながります
送金記録やサポートとのやり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確かめられる場合があります。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。相談の時点で契約や調査を決める必要はありません。




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