Bullfxo(bullfxo.com)は、為替や株式、暗号資産などを取引できるサイトのように見えますが、DataProが調べたところ、サイトが運営会社として書いている「Bullfxo Ltd」を金融庁が無登録業者として警告しているなど、不審な点がいくつも見つかりました。
本記事では、DataProの独自調査によって明らかになったBullfxoの実態や不審点、口コミ・評判、出金できない場合に確認すべきこと、被害に遭った際の返金に向けた対応方法について詳しく解説します。
Bullfxoの怪しい点
- 運営会社として書かれた「Bullfxo Ltd」を、金融庁が無登録業者として警告している
- 「ムワリ国際サービス局の認可」を掲げるが、その機関をコモロ中央銀行が「架空」と述べたと伝えられている
- 入出金も取引もしない月が続くと、毎月の手数料を口座から差し引ける規約になっている
- 出金の申し込みの前に取引が1回だけ、または無いと、80ユーロの出金手数料を取れる
これらだけで法的に詐欺と断定することはできませんが、金融庁が警告した名前と同じ会社を運営者として掲げるサイトに、お金や個人情報を預けないようにしてください。
Bullfxoに入金している方へ
出金しようとしたときに、税金や保証金、手数料などの名目で支払いを求められても、応じないでください。
送金の記録や相手とのやり取りは、消さずに残しておいてください。お金の行き先をたどる手がかりになります。

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Bullfxoは詐欺?独自調査で判明した実態

トップページは英語で表示され、為替、株式、商品、暗号資産、株価指数の差金決済取引(CFD)ができると案内しています。日本語に切り替えることもできます。
Bullfxoの基本情報は、次のとおりです。
| 調査項目 | |
|---|---|
| サイト名 | Bullfxo |
| URL | https://bullfxo.com/ |
| 運営会社 | サイトの下に「Bullfxo Ltd」(ムワリ〔モヘリ〕島に登記)と記載されています |
| 金融登録 | サイトに日本の登録番号の記載はなく、金融庁の登録業者の一覧にも見当たりません。「Bullfxo Ltd」は、金融庁の無登録業者の一覧に載っています |
| 所在地 | P.B. 1257 Bonovo Road, Fomboni, Comoros, KM(サイトの記載) |
| 連絡先 | メールアドレス、電話番号、チャットの記載があります |
| ドメイン登録 | 2024年1月30日(調査時点で約2年8か月前) |
| ドメインの更新期限 | 2027年1月30日 |
| レジストラ | NameCheap, Inc. |
Bullfxoのサイトで確認された4つの不審点
ここからは、DataProがBullfxoのサイトを確認して見つけた不審点を詳しく解説します。
1.運営会社として書かれた「Bullfxo Ltd」を、金融庁が無登録業者として警告している
Bullfxoのサイトは、どのページの下にも運営会社として「Bullfxo Ltd」と書いています。この名前は、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等」の一覧に無登録業者として載っている名前と同じで、令和7年12月(警告の公表は12月19日)に、インターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたものとして、サービスの名称「Bullfxo」とともに公表されました。

IOSCO(証券監督者国際機構)の警告のデータベースにも同じ内容が載っていて、警告の対象にはこのサイトの日本語のページが挙げられています。一方、金融商品取引業者と暗号資産交換業者の登録一覧には、載っていません。
一覧の備考には、金融庁が警告している別の11の業者(WM Markets LtdやTrade Tide Ltdなど)と所在地が同様もしくは酷似していると書かれ、Bullfxoのサイトに書かれた所在地も、コモロのフォンボニにある私書箱(P.B. 1257)です。ただし、金融庁はこれらの業者との関係を「不明」としており、同じ運営者かどうかは分かりません。この11の業者の中には、TradGrip(tradgrip.com)が運営会社として名乗る「Zenith Markets PLC」も入っています。TradGripのサイトも、同じフォンボニのBonovo Roadを登録事務所とし、同じムワリ国際サービス局の「BFX2024」で始まるライセンス番号(BFX2024031)を掲げています。
2.「ムワリ国際サービス局の認可」を掲げるが、その機関をコモロ中央銀行が「架空」と述べたと伝えられている
サイトのどのページの下にも、「ムワリ国際サービス局(Mwali International Services Authority)の認可および規制を受けており、ライセンス番号はBFX2024046です」と書かれていて、その上にこの機関のロゴと、確認先として示された「mwaliregistrar.com」への表示があります。

海外の情報サイトearnforexの解説記事は、コモロ中央銀行がこの機関について、次のように述べ、「架空の構造」の一覧の冒頭に挙げて注意を呼びかけたと伝えています。
is a fictitious entity, without any real existence in the territory of the Union of the Comoros
has no legitimacy, no legal basis or authorization allowing it to issue licenses
1つ目は「コモロ連合の領土内に実在しない、架空の機関である」、2つ目は「ライセンスを出す正当性も、法的な根拠も、権限もない」という意味です。この記事は、この機関についての一般的な説明で、Bullfxoの名前には触れておらず、中央銀行の回答の日付も書かれていません。サイトが確認先として示すmwaliregistrar.comの一覧は開けなかったため、番号BFX2024046が載っているかどうかは分かりません。
日本で金融商品や暗号資産(仮想通貨)を扱う業者は、サイトなどに会社名と登録番号を示すことが、金融商品取引法や資金決済法で決められています。また、契約の前には、会社名・住所・登録番号・手数料などを客に示さなければなりません。Bullfxoのサイトには、日本の登録番号は書かれていません。
3.入出金も取引もしない月が続くと、毎月の手数料を口座から差し引ける規約になっている
サイトの一般料金の画面(英語のPDF)の「Inactivity/Dormancy Fees」には、次の定めがあります。
If there are no transactions (deposits, withdrawals or trading activity) on your Trading Account for a period of at least one (1) month, the Company reserves the right, to charge a monthly inactivity fee on your Trading Account
入出金も取引もない期間が1か月以上続くと、会社は口座に対して月ごとの手数料を請求する権利がある、という意味です。続く文には、この手数料を会社が預かっている資金から差し引いてよいとも書かれています。金額は、1〜2か月が月150ユーロ、2〜6か月が月200ユーロ、6〜12か月が月625ユーロで、12か月を超えると休眠口座の扱いになり、月1,000ユーロが引かれます。休眠口座を戻すには2,000ユーロを払う、とも書かれています。

トップページに表示された最低入金額は250ドル(約215ユーロ)で、この額で入金してそのまま取引もしないでいると、2か月目に150ユーロ、3か月目に200ユーロが引かれ、約3か月で残高がなくなる計算です。為替レートによって前後します。ボーナスを受け取っていた場合も、取引がなければ、有効なボーナスの全額とそのボーナスに関わる利益をすべて残高から差し引ける、と同じ画面に書かれているため、手元に残るお金はさらに減ります。
4.出金の申し込みの前に取引が1回だけ、または無いと、80ユーロの出金手数料を取れる
同じ料金表の出金手数料は、カードが3.5%、銀行送金が30(CHF・USD・EUR・GBP)、電子ウォレットが1.5〜4.5%です。そのうえで、次の場合は80ユーロの出金手数料を取れると書かれています。
- 出金を申し込む前の取引が、ポジション1つだけ、または取引をしていない
- 本人確認の書類を出さない
- 会社が必要と判断したその他の理由で返金するとき
最低入金額の250ドルで入金し、ほとんど取引をしないまま出金しようとすると、入金額の3分の1を超える80ユーロが引かれうる計算です。3つ目の「会社が必要と判断したその他の理由」は、会社が「必要」と判断すれば当てはまる書き方で、どんな場合に取られるのかを利用者があらかじめ知ることはできません。
Bullfxoの口コミ・評判を調査
インターネットでBullfxoについて調べましたが、利用した人の口コミや、「出金できない」といった被害の報告は見つかりませんでした。
ただ、詐欺サイトは、悪い評判が広まる前にサイトを閉じ、別の名前で作り直すことも少なくないため、被害の報告が無いからといって油断はできません。
Bullfxoから出金できない場合に確認したいこと
Bullfxoへの入金後に出金できない、出金申請が保留されている、追加費用を求められている場合は、次の状況に該当していないか確認してください。
- 出金前に、未完了の取引や注文をすべて処理するよう求められた
- 税金、保証金、認証費用、口座解除費用などを請求された
- 出金するために、追加の暗号資産を送金するよう指示された
- 出金申請後、サポートや紹介者と連絡が取れなくなった
- 「手続きの期限が迫っている」などと支払いを急かされている
- 出金先の変更や本人確認を理由に、別の支払いを求められた
すでに口座内に資産があるにもかかわらず、出金条件として指定先へ別途送金するよう求められる場合は、追加の送金には応じないでください。
追加送金を求められている場合
支払っても、出金できるとは限りません。名目を変えて、さらに支払いを求められることが多くあります。相手から案内された請求名目、金額、振込先口座またはウォレットアドレス、支払期限が分かる画面を保存し、まずは弊社無料相談をご活用下さい。




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Bullfxoに送金したお金は返金できる?
Bullfxoへ送金した資金が返金されるかどうかは、送金方法、送金からの経過時間、資金の移動状況、相手方の情報、残っている証拠などによって異なります。一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。
ただし、すでに送金してしまった場合でも、何も確認できないと決まったわけではありません。
暗号資産で送金した場合、ブロックチェーン上には送金記録が残ります。
トランザクションIDや送金先アドレスを起点として、資金の移動先や取引所への到達状況などを確認できる場合があります。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する |
調査によって資金の流れを確認できても、それだけで返金が実現するわけではありません。
しかし、警察、弁護士、金融機関、暗号資産取引所などへ状況を説明する際の資料として活用できる可能性があります。
Bullfxoの被害に気づいたときにやるべきこと
出金できない状態や追加請求が発生している場合は、相手との交渉を続ける前に、次の順番で対応してください。
- 追加の入金・送金を止める税金、保証金、口座解除費用、未完了取引の処理費用など、どのような名目であっても新たな支払いはいったん止めてください。支払いを急かされても、その場で判断しないことが重要です。
- やり取りと画面を保存するサイトのURL、残高画面、出金申請画面、追加請求画面、利用規約、紹介者やサポートとのLINE・Telegram・メールなどをスクリーンショットで保存してください。
- 送金情報を整理する送金日時、金額、通貨、送金先ウォレットアドレス、トランザクションID、利用した取引所・ウォレットを整理します。銀行振込の場合は、振込先口座と振込明細を保存してください。
- 現在の状況を専門家へ相談する送金記録や相手とのやり取りを整理したら、暗号資産(仮想通貨)の資金追跡に対応している専門家へ相談しましょう。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、資金の移動状況などを確認できる場合があります。
銀行振込やクレジットカードで支払った場合は、利用した銀行やカード会社へ連絡し、対応できる手続きがないか確認してください。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れや、暗号資産取引所へ到達している可能性を確認できる場合があります。
DataProでは、専門のブロックチェーン解析ツールを活用し、ご相談いただいた送金先アドレスやトランザクションIDをもとに、資金の移動状況を調査します。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料として、レポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。Bullfxoへの送金について不安がある場合は、追加の支払いを行う前にご相談ください。
Bullfxoに関するよくある質問
Bullfxo(bullfxo.com)は詐欺サイトですか?
入金や個人情報の提供は避けてください。Bullfxoは、サイトが運営会社として書いている「Bullfxo Ltd」が金融庁から無登録業者として警告されていて、名乗る認可の機関についてもコモロ中央銀行が「架空」と述べたと伝えられ、入出金も取引もしない月には毎月の手数料を口座から差し引ける規約になっているからです。
Bullfxoから出金できない場合はどうすればよいですか?
まず、出金のためという理由で追加送金を求められても支払いを止めてください。出金申請画面、追加請求の内容、相手とのやり取り、送金履歴を保存します。そのうえで、利用した金融機関や暗号資産取引所、警察、弁護士、調査会社などへの相談を検討してください。
税金や保証金を払えば出金できますか?
出金のために、税金や保証金、手数料などを別に振り込むよう求められたら、それは詐欺の典型的な手口です。正規の金融サービスでは、出金のために客が別にお金を振り込むことはありません。払っても出金できることはまずなく、名目を変えて次の請求が続きます。追加の支払いには応じないでください。
Bullfxoに送金したお金は返金できますか?
返金できるかどうかは、送金方法、経過時間、資金の移動状況、残っている証拠などによって異なるため、保証することはできません。ただし、暗号資産の送金記録が残っていれば、資金の移動先などを確認できる場合があります。返金の可能性を判断する前に、まず送金記録を整理することが重要です。
暗号資産(仮想通貨)の送金先は追跡できますか?
トランザクションIDや送金先ウォレットアドレスが残っていれば、ブロックチェーン上で資金の移動を確認できる場合があります。ただし、資金の移動先を確認できることと、被害金を回収できることは別です。追跡や返金を保証するものではありません。
「ムワリ国際サービス局の認可」があれば、日本でも使えますか?
いいえ。日本の人に取引を勧誘する業者は、日本で登録を受ける必要があり、コモロの認可は日本の登録の代わりになりません。Bullfxoのサイトには日本の登録番号の記載がなく、サイトが運営会社として書いている「Bullfxo Ltd」は、インターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていた無登録業者として金融庁に警告されているため、日本で使える業者とは言えません。
金融庁の一覧にある、所在地が同じような11の業者は、Bullfxoと同じ運営者ですか?
金融庁は、これらの業者とBullfxo Ltdとの関係を「不明」としたうえで、所在地が同様もしくは酷似しているとして挙げています。同じ運営者かどうかは分かりません。
Bullfxoを利用している方へ
DataProの調査で見つかったBullfxoの不審点は、次のとおりです。
- 運営会社として書かれた「Bullfxo Ltd」を、金融庁が無登録業者として警告している
- 「ムワリ国際サービス局の認可」を掲げるが、その機関をコモロ中央銀行が「架空」と述べたと伝えられている
- 入出金も取引もしない月が続くと、毎月の手数料を口座から差し引ける
- 出金の申し込みの前に取引が1回だけ、または無いと、80ユーロの出金手数料を取れる
以上のことから、Bullfxoへの入金や個人情報の提供は控えてください。すでに入金している場合は、出金のためという理由で追加送金を求められても応じず、やり取りと送金記録を保存してください。
被害回復に向けた確認は、早めの記録整理から始まります
送金記録ややり取りが残っていれば、今後の対応に必要な情報を確認できる場合があります。
相談時点で契約や調査を決める必要はありません。まずは現在の状況をお聞かせください。




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