Tex Markets(m.texmarketsex.com)は、USDT(テザー)建ての価格一覧と「Credit Loan」などのボタンを並べた、英語の暗号資産(仮想通貨)の取引画面を表示するサイトです。
ログイン画面にはメールアドレスでのログインと並んで「Connect Wallet」のボタンがあり、会社紹介の画面からは米国コロラド州の法人の書類が開けます。
DataProが調べたところ、その法人はコロラド州の記録で2023年6月1日から「Delinquent」とされていました。書類にも州の記録にも Tex Markets の名前はなく、サイトの運営者を示す表示も見当たりません。
ここからは、DataProの独自調査で分かった Tex Markets の実態や不審点、口コミ・評判、利用前に確かめたいこと、送金してしまった場合の返金の考え方と初期対応を順に解説します。
Tex Marketsの怪しい点
- 会社紹介の画面に米国コロラド州の法人の書類を並べるが、書類に Tex Markets の名前がない
- その法人は、州の記録で2023年6月1日から「Delinquent」の状態とされている
- サイトの運営者・連絡先・利用規約を示す画面が見当たらない
- 「©Copyright 2017」と表示するが、ドメインの登録は2026年8月8日
- ログイン画面に「Connect Wallet」、メニューに「Return simulated account」の項目がある
- 暗号資産の取引や「Credit Loan」をうたうのに、金融庁の資料に一致する名前がない
これらの確認結果だけで法的に詐欺と断定することはできません。
ただし、誰がこのサイトを運営しているのかを確かめる手段がなく、Tex Markets への登録や入金、ウォレットの接続には非常に慎重な判断が必要です。
Tex Marketsに入金している方へ
出金や貸付の手続きを理由に支払いを求められても、その場で応じないでください。
残高の画面やウォレットの接続履歴と紹介者とのやり取りを保存しておきましょう。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。

相談無料・24時間365日受付
Tex Marketsは安全?利用前の確認で分かったこと
m.texmarketsex.com を開くと、ロゴ「Tex markets」と英文のバナー「The world’s leading digital asset trading platform」を掲げた取引画面が表示されます。ページの題名は「Tex Markets」です。

画面には「IEO」「Service」「Credit Loan」「DEFI-IPFS」「Quick deposit」「Verify」のボタンと、BTC/USDT や XAU/USDT、TEX/USDT など30組の価格と騰落率が並びます。
パソコン向けの www.texmarketsex.com も同じロゴの取引サイトで、「IEO subscription」「Credit loan」「Online guest service」などのメニューがありました。
IEO や貸付、入金の画面はログインした後のものとみられ、実際にどのようなサービスが提供されるのかは確認できていません。
| 調査項目 | DataProの確認結果 |
|---|---|
| 表示名 | ページの題名は「Tex Markets」、ロゴは「Tex markets」 |
| 運営会社・所在地 | サイト自身が運営者として示す法人名・所在地・代表者は確認できませんでした |
| 掲載された書類 | 米国コロラド州の法人の設立書類や株券などのPDF。Tex Markets の名前は記載なし |
| 連絡先 | 電話番号・メールアドレス・問い合わせ窓口は画面上で確認できませんでした |
| 利用規約 | 利用規約の画面は見つからず、内容を確認できませんでした |
| 金融登録 | 金融庁の登録一覧と無登録業者の資料に一致する名前はなし。海外当局の登録は確認できませんでした |
| ドメイン | 2026年8月8日に登録。登録者の情報は確認できませんでした |
| 入出金の条件 | ログイン後の画面にあるとみられ、入金・出金の方法や条件は確認できませんでした |
| 総合的な判断 | 今回の調査で確認した情報の範囲では、Tex Markets による金銭被害・詐欺行為を確認できていません。ただし運営者と登録の裏付けがなく、利用は慎重に判断する必要があります |
特に、会社の書類を掲げていながら、その会社とサイトを結び付ける記載がどこにもない点は、登録の前に知っておく必要があります。
Tex Marketsのサイトで確認された6つの不審点
ここでは、取引画面と会社紹介の画面、サイトが読み込む設定データ、ドメインの登録情報、米国と日本の公的な記録を突き合わせて分かった点を順に見ていきます。
1.会社紹介の画面に米国の法人の書類を並べるが、Tex Markets の名前はどこにもない
会社紹介にあたる「About us」の画面には、「Company Introduction」「Shares」「Stock ledger」「Minutes of the meeting」「Constitution」「Certificate of registration」の項目が並びます。

各項目はPDFを開き、「Certificate of registration」はコロラド州務長官に提出された設立書類の写しの形をしています。法人名は Metaverse Global Digital Currency Trading Platform Ltd、設立は2022年1月17日です。
株券や株主名簿、設立時の会議の記録、定款も同じ日付の書類でした。ところが、5件の書類のどこにも Tex Markets や texmarketsex の記載はありません。
このため、書類の法人がこのサイトを運営しているのかどうかは判断できません。書類が掲げられていることだけを根拠に、実在する会社のサービスだと考えないでください。
2.その法人は、コロラド州の記録で2023年6月1日から「Delinquent」とされている
書類に書かれた ID Number 20221050149 でコロラド州務長官の法人記録を照会すると、同じ法人名・同じ設立日の記録が見つかりました。
記録の Status は「Delinquent」で、名称の欄には「Delinquent June 1, 2023」と付記されていました。主たる事務所はコロラド州の所在地で、登録代理人は書類に記載された人物と同じ名前です。
この州の記録にも、texmarketsex.com や Tex Markets の記載はありません。法人が実在する記録はあっても、このサイトとの関係は公的な記録からも確かめられませんでした。
海外の法人の登記書類は、別の人が写しを入手して自分のサイトに載せることもできます。書類があることと、その会社がサイトの運営者であることは別の問題です。
3.サイトの運営者・連絡先・利用規約を示す画面が見当たらない
「Company Introduction」の画面は、Tex Markets を現物取引や先物契約などを備えた総合取引プラットフォームとする英文の紹介文だけで、運営者の法人名や所在地、代表者、連絡先は書かれていませんでした。
プライバシーポリシーの画面にも運営者名や連絡先はなく、本文には空白を表す記号の文字列がそのまま表示されていました。もう一つのプライバシーポリシーの画面とホワイトペーパーの画面は、見出しだけで本文がありません。
利用規約の画面は見つからず、/terms や /contact などのURLは「404 Not Found」でした。サイトの設定データには連絡先としてGmailのメールアドレスが設定されていましたが、画面には表示されておらず、電話番号の欄は空でした。
取引や貸付の条件を書面で確かめる手段がないまま口座を作ると、後で揉めたときに頼れる決まりごとが手元に残りません。
4.「©Copyright 2017」と表示するが、ドメインの登録は2026年8月8日
www.texmarketsex.com の最下部には「©Copyright 2017 Tex Markets. All rights reserved.」と表示されています。
一方、WHOISによると texmarketsex.com の登録日は2026年8月8日で、登録者の情報は表示されませんでした。ウェブページの保存記録を集める Wayback Machine にも、このドメインの記録はありませんでした。
2017年という年がどこから来ているのかを示す情報はなく、書類の法人の設立日(2022年1月17日)とも一致しません。表示から長く続くサービスのように見えても、このドメインで公開されてからの期間は短いと受け止めてください。
5.ログイン画面に「Connect Wallet」、メニューに「Return simulated account」の項目がある
ログイン画面には、メールアドレスとパスワードの入力欄の下に「Login」と並んで「Connect Wallet」のボタンがあります。

ログインしていない状態の「Mine」の画面には、「Bind the withdrawal address」「Download app」と並んで「Return simulated account」という項目が表示されていました。
ウォレットを接続した後に何を求められるのか、「Return simulated account」が何を指すのかは、ログイン後の画面にあるとみられ確認できていません。アプリの配布元も確かめられていません。
運営者が分からないままウォレットの接続を進めるのは避け、接続を求められても、先に運営者を確かめてください。詳しくはウォレット接続を求める投資サイトの注意点で解説しています。
6.暗号資産の取引や貸付をうたうのに、金融庁の資料に一致する名前がない
画面には「Credit Loan」「Quick deposit」「IEO」といった、資金を預けたり借りたりする機能を示すボタンが並びます。
DataProが金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(令和8年9月1日現在)と、無登録業者の名称等を載せた3つの資料を確認したところ、texmarketsex・Tex Markets・書類の法人名と一致する掲載はありませんでした。
米国など海外の金融当局への登録は、確認できていません。サイトにも、どの国のどの当局の監督を受けているかという表示はありませんでした。
無登録業者の資料に載っていないことは、安全の証明にはなりません。それでも、日本の利用者へ取引や貸付を勧める事業者であれば、登録の有無を先に確かめる必要があります。確かめ方は金融庁の登録業者か確認する方法で解説しています。
運営者も登録も確かめられない取引画面に資金を入れると、出金の段階で条件を変えられても確かめようがありません。「会社の書類があるから大丈夫」と考えて入金するのは控えてください。
Tex Marketsの口コミ・評判を調査
Tex Markets と texmarketsex.com、書類に書かれた法人名について、検索サイトで口コミや評判を探した結果です。
| 調査先 | 確認結果 |
|---|---|
| 検索サイト(サイト名・ドメイン名) | Tex Markets や texmarketsex.com を取り上げた第三者の口コミや報告は見つかりませんでした |
| 検索サイト(書類の法人名) | 別のホスト m.bcbitexchange.net が同じ法人名の書類を掲げていたとする第三者のサイトの報告が見つかりました。この報告に Tex Markets への言及はありません |
同じ法人名の書類が別のホストでも使われていたことは分かりますが、2つのサイトを誰が運営しているのかを示す情報はなく、両者の関係は判断できません。
口コミが見つからないことは、Tex Markets が安全である理由にも、危険である理由にもなりません。ドメインの登録から2か月ほどしかたっておらず、利用者の書き込みがまだ表に出ていない可能性があります。
評判の多さよりも、運営会社、金融庁への登録、利用規約といった、自分で確かめられる情報で判断してください。
Tex Marketsを利用する前に確かめておきたいこと
SNSや知人から Tex Markets を紹介され、登録やウォレットの接続、入金を勧められている場合は、次の点を自分で確かめてください。
- サイトの運営会社の名前・住所・電話番号が、ログインする前の画面に書かれているか
- 掲げられている会社の書類に、Tex Markets を運営していることが書かれているか
- 利用規約や貸付の条件を、登録の前に読めるか
- その会社の名前が、金融庁の登録業者の一覧で見つかるか
- ウォレットの接続や入金先のアドレスを、チャットや紹介者から個別に指示されていないか
正規の事業者でも、口座開設の前に本人確認を求めることはあります。
しかし、運営者も登録も分からない段階で、ウォレットの接続や入金を先に求められるなら、手続きを止めて考え直してください。
「Connect Wallet」のボタンがあっても、接続した後に何を求められるのかは確認できていません。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。




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Tex Marketsをきっかけに送金した場合の返金の考え方
すでに Tex Markets へ送金してしまった場合、返金されるかどうかは、送金方法や経過時間、資金の移動状況、残っている証拠などで変わります。
一律に返金できると判断したり、被害金の回収を保証したりすることはできません。
入金の画面はログイン後のものとみられ、どの方法で入金を求められるのかは確かめられていません。
実際に使った送金方法に合わせて、次の情報を残してください。
| 送金方法 | 確認・保存する情報 |
|---|---|
| 暗号資産(仮想通貨) | TXID、送金先アドレス、利用した取引所・ウォレット、送金日時、通貨、数量を保存する |
| 銀行振込 | 振込明細、振込先口座、名義、振込日時を保存し、利用した金融機関へ相談する |
| クレジットカード | 利用明細、決済事業者名、注文・契約内容を保存し、カード会社へ相談する |
ウォレットを接続して承認の操作をした場合は、接続したウォレットのアドレスと、承認した日時も控えておきましょう。
記録から資金の流れを確かめられても、それだけで返金が実現するわけではありません。それでも、警察や弁護士、金融機関、暗号資産取引所へ状況を伝える資料として使える可能性があります。
Tex Marketsで金銭の請求や送金があったときにやるべきこと
Tex Markets で金銭を請求された、送金した、個人情報を伝えたという場合は、チャットや紹介者とのやり取りを続ける前に、次の順番で対応してください。
- 新しい支払いを止める貸付の返済、出金の手数料、口座の確認費用など、どのような名目でも求められた送金はいったん止めてください。期限を示されても、その場で決めないでください。
- 画面とやり取りを保存する残高や出金申請の画面、チャットのメッセージ、紹介されたURLをスクリーンショットで残してください。
- 送ったものを書き出す送金した日時・金額・送金先のアドレスや口座と、接続したウォレット、提出した身分証などの個人情報を一覧にしておきます。
- 今の状況を専門家へ相談する記録を整理したら、資金の移動を調べられる専門家へ相談しましょう。記録が残っていれば、送ったお金のその後の動きを確かめられる場合があります。
銀行振込やクレジットカードで支払った場合は、利用した銀行やカード会社へ連絡し、対応できる手続きがないか確認してください。
調査会社への相談で資金の移動状況を確認できる場合がある
暗号資産(仮想通貨)の取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されます。トランザクションIDや送金先のウォレットアドレスが残っていれば、専門の調査会社による解析を通じて、送金後の資金の流れを確認できる場合があります。
DataProでは、ブロックチェーン上の取引記録の解析を活用し、送金先アドレスを起点とした資金の移動状況を調査しています。調査結果は、警察や弁護士、暗号資産取引所などへ相談する際の資料としてレポートにまとめることも可能です。
調査によって返金を保証することはできませんが、現在残っている記録から何を確認できる可能性があるのか、無料相談でご案内しています。
Tex Markets のチャットや紹介者から支払いやウォレットの接続を求められて迷っている場合は、応じる前にご相談ください。
Tex Marketsに関するよくある質問
About us にある会社の書類は、Tex Markets の運営会社のものですか?
書類はコロラド州の法人のものですが、書類にも州の記録にも Tex Markets や texmarketsex.com の記載はなく、運営会社かどうかは判断できません。州の記録では、この法人は2023年6月1日から「Delinquent」とされています。
「Connect Wallet」からウォレットを接続してもよいですか?
接続した後に何を求められるのかは、ログイン後の画面にあるとみられ確認できていません。運営者を確かめられないサイトでの接続や承認は控え、すでに接続した場合は接続したアドレスと日時を控えて相談先を検討してください。
「Return simulated account」の項目は何を意味しますか?
ログインしていない状態の「Mine」の画面に表示される項目ですが、選んだ後の画面は確認できておらず、何を指すのかは分かっていません。表示の意味が分からないまま入金や接続を進めないでください。
すでに送金してしまった場合、お金は戻りますか?
送金方法や経過時間、資金の移動状況によって変わるため、返金を保証することはできません。追加の支払いには応じず、送金の記録とやり取りを残したうえで相談先を検討してください。
Tex Marketsを利用している方へ
DataProが Tex Markets を調べた結果、サイトの運営者も、掲げられた書類の法人との関係も、金融登録も確かめられませんでした。入出金の条件も、ログイン前の画面では確かめられません。
- 会社紹介の画面に米国の法人の書類を並べるが、Tex Markets の名前はどこにもない
- その法人は、コロラド州の記録で2023年6月1日から「Delinquent」とされている
- サイトの運営者・連絡先・利用規約を示す画面が見当たらない
- 「©Copyright 2017」と表示するが、ドメインの登録は2026年8月8日
- ログイン画面に「Connect Wallet」、メニューに「Return simulated account」の項目がある
- 暗号資産の取引や貸付をうたうのに、金融庁の資料に一致する名前がない
今回の調査で確認した情報の範囲では、Tex Markets による金銭被害・詐欺行為やサクラの存在を確認できていません。それでも、運営者と登録の裏付けがない以上、登録や入金、ウォレットの接続は控えることをおすすめします。
迷ったときは、手元の記録を整理するところから始められます。
チャットのメッセージや送金の記録が残っていれば、今後の対応に必要な情報を確かめられる場合があります。
すでに送金した、金銭を請求されている、個人情報を伝えたといった場合は、その状況をDataProへご相談ください。相談の時点で契約や調査を決める必要はありません。




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