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警察官を名乗るLINE電話は詐欺?偽サイトを見せられたときの確認点

警察官を名乗るLINE電話を受けたときの確認点を示したアイキャッチ画像

警察官を名乗る相手からLINEで電話がかかってきた。
画面越しに警察手帳のようなものを見せられ、捜査に協力するよう言われている。
誰にも話すなとも言われていて、確かめる相手がいない。そう感じて調べている方が多いと思います。

この段階で確かめられるのは、相手の肩書きではありません。公的機関がその連絡手段を使うと公表しているかどうかです。これは相手に伝えずに確かめられます。

この記事では、警察庁が公表している内容をもとに、連絡手段の確かめ方、見せられたサイトや書類の見方、秘密にするよう言われたときの考え方、資産の申告や送金を求められた場合の確認点を整理します。

DataProは、暗号資産(仮想通貨)や投資サイトのトラブルに限らず、SNS投資詐欺やロマンス詐欺、副業詐欺など、オンライン上の詐欺被害全般のご相談を受け付けています。まだ送金していない段階でも、ご相談いただけます。

警察官を名乗る連絡を受けている状況を整理する

はじめに、受けている連絡の内容を書き出します。

  • 最初の連絡が来た日時と、その手段。
  • 相手が名乗った所属・氏名・階級。
  • 何の捜査だと説明されているか。
  • 自分がどう関わっているとされているか。
  • 求められている行動と、その期限。
  • 案内されたサイトやアプリがあれば、その名称とURL。

急がされていても、書き出す時間は取れます。6項目のうち埋まらないものがあれば、それも結果として残してください。

書き出す作業は、相手に伝えずにできます。通話中であれば、終わってからでかまいません。

受けている連絡の内容と、案内されたサイトを一緒に確かめられます。

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連絡してきた手段そのものを確かめる

警察官を名乗る連絡について確かめる点と公的機関の案内を並べた比較図解

警察庁は、警察官が行わないこととして、次の内容を明記しています。

確かめる点公的機関の案内で確認できること連絡してきた相手の説明
連絡手段公式サイトに案内がある手段かLINEの通話で連絡が来た
相手の所属公式の窓口へ自分から確かめられるか名前と所属だけを名乗る
見せられた書類公式に公開されている様式か画面越しにだけ示される
求められた行動公式に案内がある手続きか資産の申告や送金を求められる

警察庁は、警察官が、電話で捜査対象となっているなどと伝えることはないと明記しています。あわせて、警察官がSNSで連絡をすることはなく、警察手帳や逮捕状の画像を送ることは決してない、としています。

同庁は、実在する警察署等の電話番号を偽装して着信表示させる手口が確認されているとしています。着信に表示された番号が実在する警察の番号であっても、それだけでは確かめたことになりません。

番号の表示と、連絡手段の両方を見てください。手段がSNSの通話であれば、その時点で公表されている内容と食い違います。

見せられたサイトや書類の確かめ方

画面越しに書類やサイトを見せられている場合の見方です。

警察庁は、URLと受理番号を伝えられ、ニセの警察ウェブサイトで受理番号を入力すると逮捕状のような書類が表示された事例を公表しています。そのサイトには案件検索や情報登録などの機能が設けられていたとしています。

同庁は、公的機関を名乗るメールのリンクから偽サイトへ誘導され、クレジットカード情報を入力させられた事例も公表しています。

  • 案内されたURLを、そのままメモに書き写す。
  • 公的機関の名称で自分で検索し、公式サイトのURLと見比べる。
  • 見せられた画面をスクリーンショットで残す。
  • 受理番号などを入力する前に、入力を止める。

案内されたリンクからは確かめないでください。自分で検索して開いた公式サイトと見比べることが、確かめる作業になります。

「誰にも話すな」「毎日連絡を」と言われたとき

家族や職場に話さないよう求められている場合があります。

警察庁は、警察官を名乗る者が詐欺事件の捜査・口座売却への関与・逮捕状の発行などを口実に接触し、家族との連絡を絶つよう指示された事例を公表しています。別のLINEグループへ招待され、別の警察官を名乗る人物とビデオ通話をした事例も示しています。

決まった時間に連絡するよう求められている場合、その指示がいつから始まったかを書き留めてください。連絡の頻度が増えた時期と、金銭の話が出た時期を並べると、順番が見えます。

話す相手を選ぶときは、お金を出してもらうためではなく、受けている連絡を一緒に見てもらうために伝える、と考えると決めやすくなります。伝える内容は、いつ・誰から・何を求められたかの3つに絞れば十分です。

誰に話すかはご自身で決めてかまいません。ただし、話さないよう求める指示そのものを記録に残してください。

資産の申告を求められているとき

資産の一覧を申告するよう求められることがあります。

求められている内容を、渡す前に書き出してください。すでに渡したものがあれば、何を渡したかを控えます。

  • 口座のある金融機関と、残高を伝えたかどうか。
  • 証券口座や暗号資産の口座について伝えた内容。
  • 本人確認書類の画像を送ったかどうか。
  • 家族の資産について聞かれたかどうか。

警察庁は、資金調査のためとして振込を指示された事例を公表しています。資産の申告は、送金の前段になっていることがあります。

身分証や個人情報を送ってしまった場合の進め方は、詐欺の相手に身分証を送ってしまった|個人情報を渡した後に確認することで扱っています。

送金や暗号資産の購入を指示されたとき

送金や暗号資産の購入を指示されている場合です。

警察庁が公表している事例では、口座の識別番号の確認と称して複数回の振込を指示されたもの、資金調査のためとしてインターネットバンキングで送金したものがあります。名目は捜査への協力や確認であっても、お金が動く点は同じです。

  • 指定された送金先(名義・金融機関・アドレス)。
  • 求められている金額と、その理由として示された説明。
  • 送金の期限として示された日時。
  • 暗号資産の場合、購入する取引所まで指定されているか。

詐欺の手口を入口・請求名目・送金方法で分けて見る方法は、詐欺の手口の全体像|入口・請求名目・送金方法で整理するにまとめています。

相手に伝えずに確かめる

警察官を名乗る連絡を受けたときに残しておく記録のチェック図解

書き出した内容を、画面の形でも保存します。文字のメモだけでは、あとから裏づけられません。

  • 着信履歴が残っている画面。
  • 見せられた書類や画面のスクリーンショット。
  • 案内されたサイトを開いた画面(URLが写るもの)。
  • 相手とのメッセージのやり取り。
  • 送金を指示された文面。
  • 保存したファイルを、端末以外の場所にも控えておく。

撮影した日付が分かる形で保存してください。アカウントやグループは、相手の側から消されることがあります。

警察庁は、相手の番号へ折り返さないこと、国際電話番号からの着信を拒否する設定を利用することを案内しています。

確かめる作業は、通話を切ったあとで進められます。記録を残してから、どうするかを決めてかまいません。

通話を切ることに理由は要りません。切ったあとに連絡が続く場合も、その回数と時刻を記録へ足していってください。

通話の記録と画面のスクリーンショットがあれば、そのままお送りいただけます。

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すでに送金してしまった場合

すでに送金してしまった場合も、整理できることがあります。

  • 送金した日付・金額・送金先。
  • 暗号資産の場合は、購入した取引所と送金先のアドレス。
  • 送金を指示されたやり取りの記録。
  • その後に届いた連絡があれば、その内容。

次の送金は、いったん保留にしてかまいません。消費者庁は、トラブルに遭ったことのある消費者から、被害回復を持ち掛けられ金銭の支払を要求されたといった相談が見られるとしています。新たに届く連絡も、応じる前に保存してください。

暗号資産を送ってしまった場合の確認点は取引所で買った暗号資産を指定先へ送ってしまったときに確認することに、気づいた直後の進め方は詐欺に気づいた直後にやること|今日中に確認したい初動の順番にまとめています。

DataProに相談できること・できないこと

DataProは、調査・分析・資金追跡を行う立場から、次の内容をお手伝いできます。

  • 受けている連絡の内容を時系列に並べ、順番を確かめること。
  • 案内されたサイトの表示内容と、公開情報の突き合わせ。
  • 渡した情報の範囲の整理。
  • 暗号資産で送金している場合の、送金記録をもとにした資金の移動の確認。

一方で、法律相談、捜査、相手への返金請求や代理交渉、特定の連絡が詐欺であるという結論を出すことは行いません。警察の手続きについてのご案内もできません。資金の回収や口座の凍結をお約束することもできません。確認できる範囲とできない範囲は、ご相談の最初にご説明します。

警察官を名乗る連絡についてよくある質問

警察官を名乗る人からLINEで電話がありました。

警察庁は、警察官がSNSで連絡をすることはないと明記しています。また、電話で捜査対象となっているなどと伝えることはない、としています。通話の日時と相手が名乗った所属・氏名を書き留めたうえで、折り返さずに確かめてください。

画面越しに逮捕状らしきものを見せられました。

警察庁は、警察官が警察手帳や逮捕状の画像を送ることは決してないと明記しています。また、ニセの警察ウェブサイトで受理番号を入力すると逮捕状のような書類が表示された事例を公表しています。見せられた画面はスクリーンショットで残してください。

着信は実在する警察署の番号でした。

警察庁は、実在する警察署等の電話番号を偽装して着信表示させる手口が確認されているとしています。表示された番号だけでは確かめたことになりません。相手の番号へ折り返さないよう案内されています。

誰にも話さないよう言われています。

誰に話すかはご自身で決めてかまいません。警察庁は、家族との連絡を絶つよう指示された事例を公表しています。話さないよう求める指示があったこと自体を、日付とともに記録に残してください。

資産の一覧を申告するよう求められました。

渡す前に、求められている内容を書き出してください。警察庁は、資金調査のためとして振込を指示された事例を公表しています。資産の申告が送金の前段になっている場合があります。

暗号資産を買って送るよう指示されています。

指定された送金先・金額・期限・購入する取引所の指定を書き留めてください。名目が捜査への協力であっても、お金が動く点は変わりません。送る前に、ここまでの経緯を順番に並べてみてください。

まとめ

受けている連絡が本物かどうかは、相手の説明ではなく、公表されている内容と照らして確かめられます。

  • 警察庁は、警察官がSNSで連絡をすることはないと明記している。
  • 警察手帳や逮捕状の画像を送ることは決してない、としている。
  • 実在する警察署等の電話番号を偽装する手口が確認されている。
  • 案内されたリンクからではなく、自分で検索して公式サイトと見比べる。
  • 話さないよう求める指示そのものを、記録として残す。

通話の記録と画面のスクリーンショットがそろっていれば、順番の整理から一緒に進められます。

送ってしまった暗号資産について、確認できる範囲をご案内します。

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